東京都心では、マンション価格がバブル超え。「そんな高いマンションを買えるか……」と思わず悪態をついてしまう水準です。いま、会社員が買える街とは。今回、焦点をあてるのは、東京と横浜に挟まれた「川崎」。
「ガラが悪い」は本当か?「川崎」でマンション購入を考える ※画像はイメージです/PIXTA

「川崎」周辺でマイホームを実現させるなら

国土交通省『土地総合情報システム』によると、「川崎」周辺(徒歩20分圏内)で取引された中古マンションの平均平米単価は80.5万円。ファミリータイプの3LDK以上のマンションに限ると、平均4,663万円(平均71.7平米)です。

 

仮に4,000万円を以下の条件で借入を行い、中古マンションを購入した場合、返済期間が20年の場合は、5年間は17万6,908円、6年目以降は18万2,213円。返済期間が30年の場合は、5年間は12万1,438円、6年目以降は12万7,469円となります。

 

借入額:4,000万円

返済方式:元利均等

金利:当初5年0.6%、以降1%と想定

返済期間:20年/30年

 

また昨今、コロナ禍の影響で東京都心を中心に地価は下落傾向にありますが、「川崎」駅周辺は2013年以来、上昇傾向。最も地価が高い「川崎市川崎区駅前本町11番1」は480.5万円/平米で、前年比3.0%増。駅徒歩6分の「川崎市幸区中幸町3丁目8番1」は85.3万円/平米で前年比1.1%増。資産価値においても、注目のエリアです。

 

【「川崎」駅周辺の公示地価前年比推移】

2011年 -1.2%

2012年 -0.2%

2013年 1.1%

2014年 2.0%

2015年 1.6%

2016年 2.0%

2017年 2.0%

2018年 2.6%

2019年 3.5%

2020年 3.6%

2021年 0.7%

 

交通利便性、生活利便性ともに申し分のない「川崎」。難をあげるとすれば、土日の混雑ぶりが凄まじい、西口商業施設近辺の渋滞。車で中心街を越えるのは、ひと苦労です。ただ都心で高まり続けるマンション価格に、新築は難しい……と意気消沈していた人にとって、一考の価値があるエリアだといえそうです。

 

 

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