洗練されたビジネス英語メールについて、ビジネス英語研修会社Q-Leap代表取締役社長・浅場眞紀子氏が解説。 ※本記事は、書籍『英文Eメールハンドブック』(アルク)より一部を抜粋、再編集したものです。
どんな場面でも共通する「英文構成」ビジネス英語研修のプロが紹介 (※写真はイメージです/PIXTA)

「謝罪」状況説明、解決策…どんな順で書けばよい?

謝罪の内容や度合いにもよりますが、以下のような構成が一般的です。深刻さによって丁寧さも変わります。

 

[例]約束を急にキャンセルせざるを得なくなった場合

 

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〈宛名〉

Dear Mr. Greeves,

 

〈パラグラフ1:用件(まずは謝罪。必要があれば責任の認知)〉

I am extremely sorry that I had to cancel my visit to your office this week.

 

〈パラグラフ2:状況説明〉

We are having a rather serious problem at our factory in Delhi, and I have been tied up with fixing the issue all week.

 

〈パラグラフ3:解決策・埋め合わせ方法〉

If your schedule allows, I would be interested in rescheduling our meeting sometime next month. Could you let me know of your availability?

 

〈(必要であれば)パラグラフ4:再度の謝罪、再発防止や長期的な改善策の提案〉

Once again, please accept my sincere apologies for any inconvenience that I may have caused.

 

〈結辞〉

Sinncerely,

 

〈送信者の名前〉

Matthew Cook

 

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[訳]

 

グリーブス様

 

今週御社のオフィスに伺う予定をキャンセルしなくてはならなかった件では大変申し訳ありませんでした。

 

現在デリーの工場で深刻な問題を抱えており、今週はずっとその案件の解決に忙殺されていました。

 

もし予定が合うようであれば、来月のどこかでミーティングを再設定させていただきたいと考えています。ご予定をお聞かせ願えますか。

 

あらためましてご不便をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

 

誠意を込めて。

 

マシュー・クック