「モテない」状況には、2つのシチュエーションがある
男性医師の場合、専門の結婚相談所が成立するほど婚活市場で高い人気がありますが、女性医師の場合は、かなり事情が異なります。航空会社の客室乗務員やアナウンサーは、恐らく現在でも結婚相手として人気が高いと思われますが、女性医師という肩書があることで「男性からモテて困る」という話は、聞いたことがありません。
しかし「異性からモテない」という状況は、「自分が希望する異性からモテないケース」と、「そもそも誰からもモテないケース」という2種類のシチュエーションに分けることができるといえます。
今回テーマにしている女性医師の場合は、前者の「自分が希望する異性からモテないケース」に該当します。決して高望みしているわけではなくても、最終的に独身を選ぶ女性医師も増えているのです。
女性医師は「未婚・離婚・結婚」それぞれ3分の1ぐらい
女性医師はほかの職業の女性より生涯未婚率や離婚率が高く、未婚3分の1、離婚3分の1、結婚(生涯添い遂げる)3分の1ともいわれています。
男性医師の生涯未婚率は3%前後、女性医師の生涯未婚率35%前後であり、男性よりも10倍以上高いのです。日本人女性の生涯未婚率は15%前後ですから、生涯未婚率はかなり高い職業ということになります。
ちなみに、生涯未婚率においては、男性は年収が高いほど低く、女性は年収1000万円を越えると高くなるというデータもあります。
離婚しやすい背景には、稼ぎのいいキャリアウーマンと同じように、離婚しても経済的に困らないという共通点があるようです。よしあしは別として、稼ぎと結婚には関係性があります。
女性医師、モテのピークは「医学部時代」!?
医学部のときは、ほかの理系の学部と同様男性の比率が高く、全国平均で見ると、医学部は「男性:女性=2:1」程度になります。当然、大学内では女性が少ないですから、医学部の部活やサークルでも恋愛のチャンスは多くあります。
筆者と同学年の女子医学生も、ほとんどが同級生や先輩の医学生と交際していたと記憶しています。実際、性格がマイルドな結婚向きの女性は、卒業前や研修医の期間中という非常に若い年齢で、次々と結婚していました。