洗練されたビジネス英語メールについて、ビジネス英語研修会社Q-Leap代表取締役社長・浅場眞紀子氏が解説。 ※本記事は、書籍『英文Eメールハンドブック』(アルク)より一部を抜粋、再編集したものです。
氏名の後ろに「san」もアリ?英文ビジネスメール術『宛名の書き方』 (※写真はイメージです/PIXTA)

英語でメールを書くときの「宛名のルール」

メールの書き始めでまず迷うのが「宛名」をどうするかではないでしょうか。特に初めてメールを送る相手の場合には、自分との関係や相手の社会的立場などを考えて手が止まってしまうこともあるでしょう。いざというときに悩むことのないよう、敬称など宛名の基本ルールを身につけましょう。

 

【宛名の付け方】

 

◆Hi、Hello、Dear、Toなどの後ろに相手の名(や部署名、チーム名など)を足す。

 

フルネームを入れる場合と、名前または苗字だけの場合がある

 

例)Hi Freddie、Dear Freddie May、To all members of the staffなど →A、B(次ページ以降で解説します)

 

◆相手の氏名のみ分かっていて性別が分からない場合:Mr.やMs.などの敬称は使わず、Dear+フルネームなどが一般的で安全 →C

 

◆氏名の一部が分かっているが、それが名前か苗字か分からない場合:日本のビジネス文化になじみのある相手なら、日本語の敬称「san(さん)」を使い「分かっている部分+san」にすると便利

 

例)Freddie(-)san、May(-)sanなど →D

 

◆相手の氏名がまったく分からない場合:やや古めかしいDear Sir/Madam(複数ならDear Sirs/Madams)、なるべく避けたいがTo whom it may concern →E、F