(※写真はイメージです/PIXTA)

米国のテーパリング(金融緩和縮小)懸念が広がる世界の株式市場。今後は、企業のファンダメンタルズに基づいた株式の選別化が進み、エマージング企業(新興企業)に投資するヘッジ・ファンド運用の拡大が予想されています。それはなぜでしょうか? くにうみAI証券株式会社(元IS証券株式会社)のオルタナティブ・インベストメントプロダクト部の髙橋文行氏が解説します。

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ヘッジ・ファンドのエマージング企業への投資スタイル

ヘッジ・ファンドによるエマージング企業への長期投資では、グローバルな産業セクターに分散投資することを前提に、事業ライフ・サイクルの初期段階にある株式に投資(ロング・ポジション)すると同時に、旧来の事業展開に依存する株式を空売り(ショート)する戦略をとる。

 

基本的には長期の成長株投資戦略であるため、ロング・サイドのポジションを多く持つロング・バイアスのロング/ショート戦略が望ましい。またロングとショートのポジション比率は、投資環境に対応して機動的に変更される。

 

株式の選択においては、企業の財務や技術力、経営戦略など、ファンダメンタルズに関する分析が鍵となる。これに加えて消費者やユーザーの行動など、産業構造の変化を把握した上で、投資するセクターを分散させることが、アルファ(超過収益)の追求とリスク管理にとって重要なファクターとなる。

 

【2021年の市場に影響を与える3つの投資テーマ】

ブラックロック・インベストメント・インスティチュートは、7月に発表した2021年の市場に影響を与える3つの投資テーマとして、次の3つを挙げている。

①ニューノミナル(経済活動再開・中期的インフレ上昇で欧州など主要国の景気敏感銘柄・地域に好機)
②一線を画す中国(新興国から切り離し投資先として選好)
③炭素排出ネットゼロへの道のり(グリーン経済への移行とインフラ再構築など)

また、有望な投資先として、ハイテク株式、欧州株式、物価連動国債、中国債券を推奨している。

 

髙橋 文行

池田 祐美 

くにうみAI証券株式会社

オルタナティブ・インベストメントプロダクト部

 

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※本記事は、「くにうみAI証券株式会社」に掲載されたコラムを転載・再編集したものです。

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