学生時代の交際相手と結婚するも…
――「医師同士の結婚」が多いのはなぜでしょうか?
学生のころから交際していて、医師になってそのまま結婚するケースが非常に多いです。環境的に、周囲にいるのが大半は医師志望です。ほかの学部の学生との交流も少ないため、自然と結婚に至ります。結果的に、医師同士の結婚が増えることになります。
女医はあっさりタワマン暮らしを手放せる
――では、うまくいきづらい理由はどうお考えですか?
理由はいろいろありますね。ただ、医師としてのメリットが、マイナスに作用してしまう場合があります。
医師は収入も多く、非常に経済的に恵まれています。家庭を築くうえで大きなメリットであるはずなのですが、逆に離婚を早める原因となるケースがあります。
ある女医さんは、男性医師と結婚をして、タワーマンションの高層階に住んでいました。都会の景色を一望するような、憧れの暮らしをしていたんですね。ところが、結婚生活が続くにつれ、パートナーに不満を抱いてくわけです。「食事を作っても美味しいなど感謝の気持ちが伝わってこない」「仕事の愚痴ばかり言う」など些細なこと。普通の夫婦ならば、多少ケンカしても折り合いをつけて暮らしていくでしょう。しかし、その方はあっさりと離婚をしてしまったのです。
女医さんということで収入も多く、経済的に余裕があり、完全に自立していたんですね。一般的な夫婦にありがちな、経済的な理由で離婚できないという障害がありません。パートナーとして相応しくないと思うと、決断は早いのでしょう。
医師は浮気のアリバイ作りに事欠かない
――離婚の一般的な原因として“浮気問題”がありますが、こちらは医師同士の結婚でも起きやすいのでしょうか?
あくまでも一般論としてですが、浮気を好む男性医師にとっては比較的起きやすい環境にあるともいえます。
看護師さんは女性が多いですから。医師を手厚くサポートしてくれる看護師に対して、男性として特別な感情を抱いてしまうこともあるでしょう。奥さんがいたとしても、目移りしてしまうかもしれません。
ある男性医師の話ですが、奥さんの存在がありながら2人の看護師と浮気をしていたそう
です。男性は外科医だったため、「緊急のオペが入った」と言えば、疑われずに外出することができるようです。また、「地方の学会に参加する」と言えば、浮気相手との旅行も可能だったとか。医師はアリバイ作りには事欠かないわけです。