その暮らしも長くは続かず、「一難去ってまた一難」
しかし、ある日突然、そのおじさんは「事業で海外にいくから、もう支援できない」と、関係の打ち切りを突きつけます。「あとは自分でどうにかしなさい」と言われ、彼女はまた、路頭に迷うことになります。
するとたどり着く先はもちろん、夜の店しかありません。
ある日、仕事の疲れを癒やそうとバーでひとり飲んでいると、近くで働いているホストに声をかけられます。
彼女はそのホストと付き合い、一緒に住むことになるのですが、このホストもまた、DVがひどい男でした。
毎日殴られ、風俗で稼いだお金も奪い取られる日々。「危ないから」と子どもを実家に帰すと、DVはさらに激しさを増しました。
地獄のような日々が続く中、住んでいるマンションの管理会社から「家賃を払ってください」という電話が入ります。
家賃はホストと彼女が折半で払う約束で、彼女は家賃の半額をホストに渡していました。しかしホストは家賃を払うことなく、彼女からもらったお金も遊びにつぎ込んでいたのです。