元野村證券でYouTuberの宋世羅(そんせら)氏の著書『ヨイショする営業マンは全員アホ 1%だけが知っている禁断の法則』(飛鳥新社)より一部抜粋・編集して、「経営者や上司からの質問に対する答え方」について解説します。
偉い人から質問されたときの「NG解答」と「模範解答」の決定的な差 (写真はイメージです/PIXTA)

イエスマンになるな!意見を聞かれたらハッキリ答えよ

適切な場面で自分の意見をしっかりと言うことも大切です。実は経営者や大物ほど、イエスマンを求めていません。

 

サラリーマン社会であれば、なんでも「その通りです」「はい」というかばん持ちのような人間が好かれるかと思いますが、経営者や大物というのは、たとえば営業マンのような、自分とはコミュニティの違う者と付き合うことになった時、イエスマンだと付き合っていても面白くないし、存在感を感じないのです。

 

かといって、聞いてもいないことについて、ああだこうだとガタガタ言ったり、否定するような奴も好かれません。では、どうすればいいか。意見を聞かれた場合のみ、しっかり自分の考えを言えばいいのです。

 

たとえば、経営者から、「最近のアメリカ経済どう思う?」と聞かれた時に、一番やってはいけないのが、「昨日のニュースでは〇と言ってました」というような、浅〜い一般論を語ること。全く面白くありません。

 

「アメリカ経済どう思う?」と聞かれた時には、面接を受けているイメージで答えてください。その時に自分なりの意見をしっかり考えて、ポジションを取った物言いをハッキリできるかどうかが分かれ道です。

 

その時の思考の深さや話す雰囲気、内容などを見て、相手はこれから付き合っていくかいかないかを判断しているわけです。経営者や大物に好かれるためには、適切な場面でしっかりと自分の意見を言えなければいけません。

 

 

宋 世羅

元野村證券YouTuber