1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の主要株式市場は高安まちまちとなりました。米国株式市場では、長期金利の低下を追い風にグロース株がおおむね堅調に推移したほか、米6月雇用統計が強弱まちまちとなったことで、早期テーパリング(資産購入の段階的縮小)開始への懸念が和らいだことも支援材料となり、NYダウは最高値を更新しました。週間では、1.02%上昇しました。日本株式市場は、円安や米国株高は好感されましたが、新型コロナの新規感染拡大やワクチン接種の混乱などを嫌気して下落しました。日経平均株価は0.97%下落しました。欧州株式市場では、独DAX指数は6月独製造業PMI改定値が予想を上回ったことなどが好感され0.27%と小幅に上昇しました。英国では新型コロナの新規感染者数の増加などが嫌気され、英FTSE100指数は0.18%と小幅に下落しました。中国株式市場では、上海総合指数は財新製造業PMIの発表を受けて中国の景気の先行きに対して不透明感が強まり2.46%下落、香港ハンセン指数は3.34%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、新型コロナの変異ウイルスの拡大懸念などを受けて0.36%下落しました。
<債券>
米国の長期債利回りは、米6月雇用統計が強弱まちまちとなったことで、早期テーパリング開始への懸念が和らいだことなどから0.107%低下しました。ドイツ、英国の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円相場は、対ドルではテーパリング開始を示唆するコメントや好調な米経済指標を受けて0.49%の円安となりました。対ユーロでは、0.42%の円高となりました。
<商品>
原油価格は、米原油在庫が予想以上に減少したことなどから1.50%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年6月28日~7月2日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年7月5日)
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