医師が高確率で「5年以内に資産10億円」を達成する方法 (※写真はイメージです/PIXTA)

人生安泰の高収入職業というイメージのある医師ですが、実は医師こそ資産形成が必要であることをご存じでしょうか。ただ「高収入である」という優位性に甘んじてしまうと、税負担が重いまま、多額のお金を失い続ける原因となります。本稿にて、医師だからこそ資産形成すべき理由、医師ならではの資産形成の方法について見ていきましょう。

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医師なら、資産運用すれば「資産5億円」は普通に達成

幸い医師の皆さんは一般的なサラリーマンよりも収入が多い。これは資産形成の上で、非常に大きなアドバンテージになります。

 

勤務医の年収は1500万円前後ということですから、平均月給にすれば100万円から120万円。一方で35歳から39歳男性の平均年収は529万円、40歳から44歳は582万円ですから確かに高所得です。

 

この現状をまず確認した上で、それではここから、一体どのくらいの資産を形成することを目指すか? 行動するにしても目標が定まらないと、どのような動きをすればいいかが見えてきません。

 

目標として皆さんは、将来いくらぐらいの資産を希望しますか? たとえば仮に最終ゴールを開業とすればどうでしょうか? 開業資金を蓄えるといっても場所や診療科目によってさまざまですが、土地と建物、そしてX線撮影装置や超音波診断装置などの各設備を含めて、最低でも1億円は必要でしょう。

 

さらに家庭に必要な資金を忘れてはいけません。子どもの教育費であれば、医学部を目指すなら、その6年間の学費は国公立大学に入学の場合で約350万円。しかし、私立ならば多くが3000万円前後、高い大学なら5000万円近くになります。子ども2人なら6000万円以上です。

 

そのうえ悠々自適な老後生活を送ることを考えると最低でも数億円…。

 

しかし、心配には及びません。これをサラリーマンの平均年収から資産形成しようと思えば、難しいと言わざるを得ませんが、皆さんは幸運にも医師です。筆者がこれまでコンサルティングしてきた経験から言って、最低でも3億円は堅い。現実的に考えて5億円は普通に達成できます。

 

しかし、まずは目標ですから、ここは10億円と設定してみましょう。できれば資産10億円あれば理想ではないでしょうか。しかも開業や教育費を考えると、できるだけ早い時期にこの金額を達成したいところです。そこで本連載では5年以内に資産10億円を目指すことにします。

 

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支持率No.1だが…「定期預金」で資産は形成できない

医師の高収入を活用する方法はいろいろありますが、医師向けの有名なポータルサイト「m3.com」の2017年の意識調査では、医師の資産運用に関する調査結果は次のように出ています。

 

「どのような投資活動をしているか」という問いに対して一番多かった答えが「定期預金」(49.6%)。そして「投資はおこなっていない」(32.0%)、そして「株式投資」(30.1%)、と続き、「不動産投資」は7番目(7.9%)でした。

 

『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、資産とは「あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」と言っていますが、資産はすなわちそのもの自体がいつでも現金化できて、定期的に収益を生み出してくれるものでなければいけません。

 

ところが調査結果で一番多かった「定期預金」の金利は0.002%から0.25%(2021年6月現在)といったところです。1000万円預けても年間200円から25000円の利息です。これでは前述のような「資産」とはいえません。

 

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株やネット関連ビジネスで10億円を稼ぐのは至難の業

一方で株式はどうかというと、デイトレードの世界ではその売買は1秒を争います。少しでも目を離すとチャンスを失います。比較的長期の保有を前提とするにしても、ビジネスの動静には常に目を配っておかなければなりませんし、そもそも「目利き」ができなければなりません。毎日寝る間を削ってまで激務をこなし続ける皆さんに、株の値動きをチェックする時間があるでしょうか? とても定期的に利益を生むとは思えません。

 

「株式」と僅差で「何もしていない」が2番目に来ていることから、現状ではほとんどの医師が資産運用を行っていないことが分かります。手軽な副収入ということでは、近年はインターネットショップやアフィリエイトも人気のようです。

 

しかしインターネットショップは、商品の仕入れから在庫管理、受注の対応、商品の発送などをすべて行わなければなりません。従業員を雇うなら可能かもしれませんが、軌道に乗る前にそこまで準備を整えるかどうか考えものです。

 

アフィリエイトとは、インターネット広告の課金方式の一つです。最初にウェブサイトやブログを開設し、そこにネット広告を貼り付ける必要があります。その広告を見た一般の閲覧者が、そのリンクを経由して広告主のサイトで会員登録や商品を購入したりすると、一定の料率に従って媒体運営者に報酬が支払われるというものです。

 

当然、そのサイトやブログを頻繁に更新しないと、閲覧数を伸ばすことができません。結果的に誰からも広告を見てもらえず自然消滅に、ということがほとんどのようです。どちらにしても超多忙な医師の皆さんには向かないでしょう。

 

そもそも世界中のプロ中のプロが常にしのぎを削っている株やネット関連ビジネスで、10億円を稼ぐのは至難の業です。草野球の経験もない素人が、プロ野球で4割バッターを目指すようなものです。投資した金額を回収するのさえ難しいでしょう。こんな可能性の低いことに時間とお金を使うべきではありません。

「理想の資産運用方法」に欠かせない3つの条件

筆者は基本的に時間のない医師にとって理想的な資産運用方法は、以下の3条件に当てはまることが必須と考えます。

 

1.予備知識がそれほど必要ない

2.管理に時間を取られない

3.10億円の資産形成の道筋が具体的に描ける

 

この3条件を満たす選択肢はそう多くはありません。その数少ない選択肢の一つが不動産運用です。

 

不動産運用による資産形成は比較的単純なので、他の方法に比べればそれほど苦労せずに身につきます。超難関の医師国家試験に合格した皆さんにとっては余裕でしょう。管理に関しては、プロの管理会社が行います。資産形成の道筋は、収入源が安定した家賃なので着実に描けます。

 

 

大山 一也

株式会社トライブホールディングス 代表取締役社長

 

 

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株式会社トライブホールディングス 代表取締役社長

1979年生まれ。東京の不動産投資会社にて、土地売買からアパート、マンション、ビル建設までを幅広く手掛ける。自らが考える不動産価値と収益を最大化する不動産物件を実現するため、2010年に㈱トライブを共同で設立。翌2011年、同社代表取締役就任。これからの高齢化社会では、不動産と医療は密接に連携すべきという持論の下、高収益と高付加価値を同時に実現する独自の不動産物件を多数手掛ける。自ら沖縄の医療法人にも助力し、倒産しかけた医療施設の再建に乗り出し、再生させた。また、新たな医療法人の立ち上げにも参画し、地域医療の活性化に努めている。著書に『なぜ医者は不動産投資に向いているのか?』『資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術』(いずれも幻冬舎)がある。

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著者紹介

連載医師だからできる「不動産投資」の勝ち方

※本記事は、2015年1月30日刊行の書籍『資産10億円を実現する医師のための収益物件活用術』から抜粋・再編集したものです。

資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術

資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術

大山 一也

幻冬舎メディアコンサルティング

旧来の医療体制が瓦解し始めた今、医師たち一人ひとりに求められているのは勤め先の病院に頼らない、自らの開業をも見据えた確固たる基盤づくりであり、なかでも最も重要なのは資産形成である。資産形成にはさまざまな方法があ…