不動産の売却資金で「海外工場」を設置
前回の続きです。
事業を承継するにあたって、今回は不動産を売却し事業に再投資するというソリューションを提案しました。
後継者の事業拡大に積極的な意向を受け、不動産売却のみならず、新規事業の事業計画を策定し支援することで、取引先大会社の海外進出に対応するための海外工場の設置が可能となりました。
すでに取引先大会社は海外で成功しているため、安定的な受注額が見込め、事業外不動産が生きた資金として活用されました。
経営基盤を固めたうえで「事業承継」を実行
経営者の場合、個人の資産相続の対策も重要ですが、何よりも社会の公器として、自社を存続発展させたいという思いを強くお持ちです。
本件の場合、事業外不動産を後継者のために事業資金として再投資し、経営基盤を固めて承継することを提示しました。
[図表1]MSRの改善
[図表2]ソリューション提供前後のバランスシート