管理職は日々目的に応じて情報マネジメントをしている
我々は情報社会の中で生きている。例えば、家を買う、クルマを買う、旅行やレジャー施設に行く、美味しいものを食べに行くことになったら、まずあなたは何をするだろうか。
最近は、リクエストを音声情報で認識して、音声でレスポンスしてくれるテクノロジーも出てきた。レストラン情報もいまでは個人のコメントが閲覧できる時代にもなった。あなたは何も考えずに調査を開始するだろうか。それとも先に家族と予算について相談するだろうか。
もちろん、予算管理も大事な情報マネジメントの対象である。あなたが所属する組織でも、あなたは同じように目的に応じて情報マネジメントをしている。そして適切に情報マネジメントすることを期待されている。
業務の1つとして常に世の中の動向を注視していて、必要だと思った情報はレポートだったりメールだったりの方法で日々情報共有をしている。管理職のあなたは、経営陣や上層部にも報告を上げるし、自分の管轄グループのメンバーにも情報を共有している。情報管理というカテゴリーで研修を受けたりして、日々研鑽を積んでいるエリアである。
コミュニケーションという括りでわかったような気になってしまうが、情報の重要性を知っている。情報マネジメントのツボを知れば知るほど、あなたの神経は情報処理能力や知識の増加に伴いますます研ぎ澄まされ、日々の変化に敏感になる。
次にどんな変化が起きるかを想像する。どんな対応が必要になるのか、常に分析をして、上層部とディスカションをする。その行動はなぜ起きているのだろうか?
何らかの判断基準によって「共有やすり合わせが必要だと考えた」からであろう。つまり目的があるからである。ここで強調したい大事な概念は「Need to know(知っておく必要がある)」である。本来あってほしい姿である。
「本来使うべき時間」を無駄にする行動とは?
なぜ上層部と状況の共有が大事だと思うのだろうか。「自分は聞いていない」と後で言われたくないとか、「自分だけメールのCCに入っていない」ということを言われないように念のため共有しているケースもよくある(そういうことを言う人がいるのも事実である)。
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