中学入試によく出る「江戸時代の三大改革」知っていますか?

中学受験で出題されやすい「江戸時代」の歴史。どのような政治がおこなわれていたか、正しく理解していますか? ここでは、江戸時代中期・後期に行われた幕政改革を中学受験レベルで解説します。※本連載は中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表・松本亘正氏の著書『中学受験「だから、そうなのか!」とガツンとわかる合格する歴史の授業 下巻(江戸~昭和時代)』(実務教育出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

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日本の歴史上最大級の悪法「生類憐みの令」

3代将軍徳川家光(とくがわいえみつ)の後、4代将軍の徳川家綱(いえつな)を経て、徳川綱吉(つなよし)が5代将軍になります。綱吉は1685年から20年余りにわたり「生類憐みの令(しょうるいあわれみのれい)」を出して、犬を大切にし、生きているものを殺してはならないという法を定めました。

 

[図表1]「生類憐みの令」を出した徳川綱吉

 

たしかに、生き物を大切にするのはいいことなのですが、噛みついた犬を切り殺した侍が切腹(せっぷく〔死刑〕)になるくらい厳しかったので、「犬を飼っていたら大変なことになる!」と、みんな犬を捨ててしまいました。おかげで捨て犬がたくさん増えて、本末転倒の事態に…。

 

そこで綱吉は、犬屋敷(いぬやしき)を設置。とくに東京の中野にあった犬屋敷は100ヘクタールもの広さで、たくさんのお金が使われたそうです。それだけ犬がいたのですから、あたりはとても臭かったことでしょう…。

 

 

綱吉は、儒教(じゅきょう)を重視し、湯島に聖堂(せいどう)を建てました。儒教の中でも、とくに身分の上下関係を重視する朱子学(しゅしがく)を重んじました。「士農工商」という身分制度を敷しいていた幕府には、都合がよかったのでしょう。

 

綱吉が死んだ後、生類憐みの令は、6代将軍徳川家宣(いえのぶ)、7代将軍徳川家継(いえつぐ)に仕えた新井白石(あらいはくせき)によってすぐに廃止されました。

 

新井白石は銀の流出を防ぐために、長崎貿易を制限します。貿易で銀がどんどん流出してしまうので、このままではマズイと思ったのでしょう。

 

白石の政治を「正徳の治(しょうとくのち)」と呼びます。彼は朱子学の立場から「読史余論(とくしよろん)」という本を出しています。中学入試にはまず出ない細かい知識だと思いますが、余裕があったら覚えてくださいね。

 

 

中学受験専門塾ジーニアス 運営会社代表 

慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校し、運営会社の代表に就任。現在は東京・神奈川の6地区に校舎がある。

ジーニアスはハイレベルな少人数制指導塾として、1学年200人強から開成、麻布などの御三家各校、筑波大附属駒場、慶應中等部、早稲田実業、渋谷教育学園渋谷、ラ・サールなど超難関校に例年合格者を多数輩出しており、募集時には毎年満席になる校舎もある。また、家庭教師のトライの映像授業「Try IT」の社会科を担当し、高校受験生からの支持も厚い。

おもな著書に『合格する算数の授業 図形編・数の性質編』『合格する地理の授業 47都道府県編・日本の産業編』(実務教育出版)があり、ほめて伸ばすだけをよしとしない、タイプ別に子どもへの対応方法を変えるなど独自の子育て論にも注目が集まっている。

著者紹介

連載難関中学合格率約60%・人気塾の授業を再現!ガツンとわかる「江戸時代」

中学受験 「だから、そうなのか!」とガツンとわかる 合格する歴史の授業 下巻(江戸~昭和時代)

中学受験 「だから、そうなのか!」とガツンとわかる 合格する歴史の授業 下巻(江戸~昭和時代)

松本 亘正

実務教育出版

難関中学合格率約60%の中学受験専門塾の合格授業を再現! 中学入試の社会・歴史(江戸~昭和時代)のポイントが、心から理解できる一冊。 【本書の特徴】 ●イラスト&図解で楽しくスイスイ読める! ●自分で考えて解…

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