■最大の注目点の米大統領選挙が11月3日に行われます。前回の例のように選挙は水物ですが、世論調査ではバイデン候補優勢となっており、民主党が大統領と上下両院を制する「トリプルブルー」を獲得する可能性があります。一方、今回の選挙では急増した郵便投票に対する訴訟が起こるなど投票手続きに混乱が生じており、結果が直ぐに判明しない恐れがあります。
■米連邦公開市場委員会(FOMC)が4~5日に開かれます。米連邦準備制度理事会(FRB)は前回9月のFOMCで、フォワード・ガイダンス(先行きの金融政策の指針)を導入し、長期にわたりゼロ金利政策を維持する姿勢を示しているため、今回は変更がないとみられます。
■欧州では新型コロナの感染再拡大を受け規制を再び強化する動きが出ています。フランスやイタリアは一部地域で夜間の外出を禁じたほか、チェコとアイルランドは2度目のロックダウン(都市封鎖)に踏み切りました。感染「第2波」で感染者が急増するなか、他の国も追随するか注目されます。
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(2020年10月27日)
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