2020年10月19日～10月23日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは若干下落しました。週前半、豪州準備銀行（RBA）会合議事要旨発表やRBAケント総裁補のハト派的な発言により追加緩和期待が高まり、豪ドルが売られる展開となりました。週後半には、米国の追加経済対策に対する楽観的な見方が広がったことなどから、豪ドル、円はともに堅調に推移しました。週間を通しては豪ドルの対円レートは若干の下落となりました。

（注）左グラフは2019年10月23日～2020年10月23日、右グラフは2020年10月16日～2020年10月23日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、若干上昇しました。豪州準備銀行（RBA）会合議事要旨発表やRBAケント総裁補のハト派的な発言により追加緩和期待が高まったことにより豪州3年国債利回りは低下したものの、米国の追加経済対策成立への期待感などから主要国金利が上昇したことに連られて豪州3年国債利回りも上昇しました。週間を通しては、豪州3年国債利回りは若干上昇（国債価格は下落）しました。

（注）左グラフは2019年10月23日～2020年10月23日、右グラフは2020年10月16日～2020年10月23日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、ほぼ横ばいでした。豪州準備銀行（RBA）会合議事要旨発表を受けた追加緩和期待や、米国の追加経済対策成立に対する期待はありましたが、欧米での新型コロナ再拡大などの不透明要因が頭を押さえる形となり、週間でみると豪州株式はほぼ横ばいで引けました。
 

（注）左グラフは2019年10月23日～2020年10月23日、右グラフは2020年10月16日～2020年10月23日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、下落しました。豪州準備銀行（RBA）による追加緩和期待の高まりなどがあった中で、主要国金利に連られて豪州国債利回りが上昇したことなどを背景に、豪州リート指数は下落しました。

（注）左グラフは2019年10月23日～2020年10月23日、右グラフは2020年10月16日～2020年10月23日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2020年10月19日～10月23日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2020年10月27日）