1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は下落しました。米国株式市場では、米国で新型コロナ新規感染者数が過去最高を更新したことや、追加経済対策を巡る与野党協議が難航したこと、依然として大統領選挙を巡る不透明感が続いていることなどが嫌気されました。NYダウは週間では6.47%下落しました。日本株式市場は、発表が始まった7-9月期の企業業績は、良好な企業もありますが、世界的な新型コロナの感染拡大などによる欧米株安などを嫌気して下落しました。週間では2.29%下落しました。欧州株式市場は、欧州での新型コロナの感染急拡大に伴うフランスやドイツなど各国の制限措置の実施による景気悪化懸念などが嫌気されました。DAX指数は8.61%、FTSE100指数は4.83%下落しました。中国株式市場は、欧米での新型コロナの感染急拡大や、米大統領選挙を控え様子見が強まり上海総合指数は1.63%下落、香港ハンセン指数は3.26%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米での株式市場の下落などを嫌気して4.81%下落しました。
<債券>
米国の債券市場は、新型コロナ感染の急増は懸念されたものの、第3四半期実質GDPの大幅な伸びなどを受けて、長期金利は0.014%上昇しました。ドイツ、英国の長期金利はフランスの新たなロックダウン措置の決定などを受け低下しました。
<為替>
円相場は、世界的なリスク回避の流れの中、円高で推移しました。対ユーロでは欧州圏での新型コロナ感染急拡大やラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が、12月のECB理事会での追加緩和措置を示唆したことなどから、対ユーロでは1.86%の円高となりました。対ドルでも円高となりました。
<商品>
原油価格は新型コロナの感染拡大でエネルギー需要縮小の見通しが強まり、10.14%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年10月26日~10月30日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年11月2日)
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