1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は、総じて下落しました。米国株式市場は、欧州での新型コロナウイルス感染再拡大や、追加経済対策成立の遅れなどが嫌気され、NYダウは週間では1.75%下落しました。日本株式市場は、菅首相と黒田日銀総裁の会談が伝わったことなどは好感されましたが、欧州でロックダウン(都市封鎖)再導入の懸念が高まったほか、米の追加経済対策が遅れる見通しとなったことなどを嫌気して0.67%下落しました。欧州株式市場は、欧州圏で新型コロナの感染が急拡大し、各国で封鎖措置が再び導入されるとの見方が広まったことや、世界の大手銀行によるマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑が明らかになったことなどを嫌気してDAX指数は4.93%、FTSE100指数は2.74%下落しました。中国株式市場は、米中対立激化への警戒感に加えて、欧州での新型コロナの感染拡大、世界の大手金融機関を舞台にしたマネーロンダリング疑惑などからリスク回避姿勢が強まり上海総合指数は3.56%、香港ハンセン指数は4.99%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは欧米での株価下落などを嫌気しては2.22%下落しました。
<債券>
米国の長期金利は、欧州でロックダウン(都市封鎖)再導入の懸念が高まったほか、世界の大手銀行によるマネーロンダリング疑惑が明らかになったことなどを受けリスク回避姿勢が強まり、0.039%低下しました。独の長期金利も低下しました。
<為替>
円相場は対ドルではシカゴ連銀のエバンズ総裁が「物価上昇率が平均して2%上昇し始める前に利上げを開始することはありうる」と発言したことなどから米ドル高が進み、対ドルでは0.97%の円安となりました。対ユーロでは0.77%の円高となりました。
<商品>
原油価格は、欧州で新型コロナ感染者数が急増したことなどが嫌気され、2.09%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年9月21日~9月25日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年9月28日)
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