■世界的に新型コロナの感染再拡大がみられます。欧州では感染再拡大を受け規制を再強化する動きが出ている一方で、米国では感染拡大が一巡し、経済指標は堅調さを示しています。各国地域の感染状況や経済回復にはばらつきがみられるため、IMFが発表する世界経済見通しが注目されます。
■感染抑制と経済回復をいち早く達成した中国では、五中全会(中国共産党中央委員会第5回全体会議)が予定されており、2021年からの5ヵ年計画が策定される⾒込みです。米大統領選を目前に米中対立の緊張感が高まる中、中国がどのような経済成⻑⾒通しや産業政策等への⽅針を描くか、それに対して米国はどう反応するのかが注目されます。
■米国では中旬以降、第2、第3回大統領候補討論会が行われます。バイデン氏の優勢が伝えられていますが、トランプ大統領も少しずつ挽回し始めており支持率に大きな差はありません。勝敗はおそらく僅差になると予想されるため、討論会が支持率にどういった影響を与えるか注目されます。
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(2020年9月24日)
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