2020年8月31日～9月4日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。週初、豪ドルの対円レートは景気回復への期待感などを背景に上昇しましたが、週後半にかけて市場予想を下回った豪4-6月期GDPや米株式市場の下落によるリスク回避の動きなどを受けて、下落に転じました。ビクトリア州のロックダウン延長報道も豪ドルの売り材料となりました。週間で見ると豪ドルの対円レートは下落しました。

（注）左グラフは2019年9月4日～2020年9月4日、右グラフは2020年8月28日～2020年9月4日。

（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、低下しました。前週のジャクソンホールにおけるパウエルFRB（米連邦準備制度理事会）議長の講演や週前半のFRB高官のハト派的な発言などを背景に、主要国利回りは概ね低下（国債価格は上昇）しました。豪州3年国債利回りも、豪州準備銀行（RBA）による国債購入の影響もあり低下しました。

（注）左グラフは2019年9月4日～2020年9月4日、右グラフは2020年8月28日～2020年9月4日。

（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、下落して引けました。豪州株式は好調な米国株式に連られて上昇する局面もありましたが、週末に米国株式が大幅下落したことを背景に下落に転じました。週後半にビクトリア州のロックダウン延長報道があったことも下落要因となり、週間で見ると豪州株式は下落しました。

（注）左グラフは2019年9月4日～2020年9月4日、右グラフは2020年8月28日～2020年9月4日。

　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。

（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、ほぼ横ばいでした。豪州株式相場に連られて不安定な展開となりましたが、長期金利が低下したこともあり、豪州のリート指数は週間を通してほぼ横ばいとなりました。

（注）左グラフは2019年9月4日～2020年9月4日、右グラフは2020年8月28日～2020年9月4日。

　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。

（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2020年8月31日～9月4日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2020年9月8日）