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SNSは、時間や場所を気にせずに、会話や私的情報公開が楽しめる画期的なツールですが、「携帯不携帯」の上司が言うとおり、真の人間関係を築くためには、心して向き合う必要があるでしょう。スマホの普及は、人間関係ストレスを回避する手段としては好都合かも知れませんが、かえって心の通った人間関係を難しくしているように思えてなりません。
さらには、承認欲求や虚栄心に溢れた世界が展開されているのも事実です。互いの感情を伝え合ったり、相手の心情をおもんぱかったりするためには、絵文字やスタンプではなく、やはり、対面の人間関係をもっと大切にするべきだと、考えさせられています。
現代社会においては、オンライン上でも、対面の人間関係でも、相手の視点に立ち、ほどよい距離感を持って他者と付き合うことは大切です。
「他人」は変えられない…では自分は？
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」という、精神科医であるエリック・バーンの有名な言葉があります。「もし、あの時に戻れたら」「辛い経験や失敗、失ったものを取り返したい」。誰もが思う願望です。もう一度やり直せたらこんなに苦しむことも、苦労する人生にもならなかったはず。
過去を引きずって生きていくのは確かにつらいです。しかし、どんなに望んでも過去は変えることができません。悲しいことですが、それは間違いなく事実です。でも、だからといってあなたの未来まで失ったわけではありません。これからの人生は今から始まるのです。過去に生きていくのか、新しい未来を切り開くのか、決めるのは誰でもありません。あなたの人生は、他人や過去が決めるのではなく、今生きているあなたが決めることができるのですから。
You cannot change others or the past. You can change yourself and the future.
（http://meigen.daa.jp 2020年2月現在）
彼は、「自分が影響を及ぼすことができるのは自分だけで、自分を変えることで未来を変えることができる」と説いています。現在の自分の状況がよくないとしても、それは決して他人や環境のせいではなく、すべて自分のせいだと彼は考えます。原因が自分にあるなら、自分を変えることで状況を変えていくことができるからです。
