2020年8月17日～8月21日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。週前半は豪ドルは資源価格上昇などを背景に堅調に推移しました。一方、米中対立先鋭化や新型コロナウイルス感染第2波懸念でリスク回避姿勢が強まったことから、円も主要通貨に対し強含みで推移したため、豪ドルの対円レートは横ばいの展開となりました。しかし、週半ばには資源価格が下落に転じたことから、豪ドルが売られる展開となりました。週間で見ると豪ドルの対円レートは下落しました。

（注）左グラフは2019年8月21日～2020年8月21日、右グラフは2020年8月14日～2020年8月21日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、横ばいとなりました。主要各国の利回りは、米中対立の先鋭化や予想を下回る経済指標発表などを受け、概ね低下（国債価格は上昇）しましたが、豪州ではビクトリア州の新型コロナ感染再拡大がピークアウトしつつあることや、堅調な7月小売売上高発表などを背景に、豪州3年国債利回りは横ばいで推移しました。

（注）左グラフは2019年8月21日～2020年8月21日、右グラフは2020年8月14日～2020年8月21日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、下落して引けました。豪州株式は週半ばにかけて好調な決算などを背景に上昇しましたが、週後半は軟調な資源価格などを受けやや頭の重たい展開となりました。週間で見ると豪州株式は下落しました。

（注）左グラフは2019年8月21日～2020年8月21日、右グラフは2020年8月14日～2020年8月21日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、上昇しました。ビクトリア州における新型コロナ感染再拡大がピークアウトしつつあることや、週末公表の7月小売売上高が堅調な結果となったことなどを受けて、豪州のリート指数は週間を通して上昇しました。

（注）左グラフは2019年8月21日～2020年8月21日、右グラフは2020年8月14日～2020年8月21日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2020年8月17日～8月21日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2020年8月25日）