2020年8月3日～8月7日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、若干上昇しました。ビクトリア州でのロックダウン（都市封鎖）延長などを受け豪ドルが売られる局面もありましたが、主要国で堅調な経済指標発表が多かったことや米国の追加経済対策に対する期待からリスク選好の動きが強まりました。週後半は米中対立懸念の再燃によりやや頭の重い展開となりましたが、週間で見ると豪ドルの対円レートは上昇しました。

（注）左グラフは2019年8月7日～2020年8月7日、右グラフは2020年7月31日～2020年8月7日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、低下しました。週前半に豪州準備銀行（RBA）が債券購入を再開すると決定したことを受け、利回りは低下しました。その後米国の追加経済対策に対する期待から利回りは上昇に転じましたが、週間を通してみると豪州3年国債利回りは低下（国債価格は上昇）しました。

（注）左グラフは2019年8月7日～2020年8月7日、右グラフは2020年7月31日～2020年8月7日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、上昇して引けました。主要な株式市場では、中国財新PMIなど堅調な経済指標発表が多かったことや米国の追加経済対策に対する期待から総じて堅調な展開となりました。豪州株式は、週後半、米中対立懸念の再燃を受けてやや頭を押さえられましたが、週間で見ると景気回復に対する期待から上昇しました。
 

（注）左グラフは2019年8月7日～2020年8月7日、右グラフは2020年7月31日～2020年8月7日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、若干上昇しました。週初は豪州準備銀行（RBA）が債券購入再開を決定したことなどを受けて上昇しました。その後はビクトリア州のロックダウン（都市封鎖）延長の影響などからやや頭の重たい展開となり、週間を通しては若干の上昇に留まりました。

（注）左グラフは2019年8月7日～2020年8月7日、右グラフは2020年7月31日～2020年8月7日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2020年8月3日～8月7日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2020年8月12日）