医師をはじめとした医療従事者が、インターネットで情報収集するのはもはや当たり前のこと。では、医師たちは普段どのようなサイトを使いこなし、情報を収集しているのか。多くの医師会員数を有する国内の主要な医療従事者向けサイト『m3.com』『Medpeer』『日経メディカルOnline』などの特徴を紹介しよう。

『日経メディカル』のスタッフが取材、医学情報を発信

『日経メディカルOnline』は、株式会社日経BPが運営する医療従事者向けのサイトです。約17万人の医師のほかに、多くの看護師や薬剤師なども利用しています。

 

このサイトは、1972年創刊の総合医療情報誌『日経メディカル』のスタッフが、取材・編集活動を通して培ってきた、医学・医療情報の収集・整理・分析のノウハウを駆使して運営すると謳っています。それだけに、多くの利用者の信頼を得ている印象を受けます。

 

先述の内科医S氏も愛用者の一人で、「日経新聞社系列の会社のサイトで、信頼できる」と話します。ほかにも「大手ならではの信頼性がある」という声が、訪問診療医のY氏など、複数の医師から聞かれます。

 

医療従事者向けの医療情報サイトはほかにもたくさんあります。

 

株式会社メディカルトリビューンが運営する『Medical Tribune』もその一つで、国内外の最新の医学ニュースに加え、学会の開催情報や各種連載記事、医師限定のアンケートなど、幅広いコンテンツを提供しています。

 

株式会社ケアネットが運営する『ケアネット』については「やや地味だが、最新の情報を得やすい」(内科医S氏)という評価も聞かれます。

 

『日経メディカルOnline』https://medical.nikkeibp.co.jp/

『Because』が目指す、医師たちの悩みの共有と不安の解消

医療従事者向けの、新たな医療情報サイトも登場しています。

 

株式会社トライブホールディングスが運営する『Because』がそれで、医師たちが互いの思いや悩みを共有できる場を設け、医師たちの不安の解消や過酷なワークライフバランスの改善などに寄与することを目指しています。

 

医師向けの掲示板には、「非常勤ならではの悩み」「子供の学資保険について」「息子に跡を継がせたいが…」など、匿名医師の悩みや不安の声が寄せられています。

 

今後、さらに充実した内容にすべく、コンテンツの見直しとブラッシュアップを進めているといいます。

 

『because』」https://www.i-because.jp/

 

多くの医療情報サイトには、最新の医療情報、新薬のニュース、求人情報などが載っています。

 

各サイトは今後いっそう、情報の速さや質、わかりやすさ、使いやすさに磨きをかけ、独自のコンテンツの開発に注力していくでしょう。便利で役立つサイトが増えていくことを、多くの医療従事者は歓迎しています。

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