1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は、中国や先進国の経済活動再開の動きやワクチン開発期待などを背景に上昇しました。米国株式市場は、米中対立激化が懸念されましたが、全米で経済活動が段階的に再開し景気回復期待が高まったほか、コロナに対するワクチンの開発期待などを好感して、NYダウは3.75%上昇しました。日本株式市場は、国内での緊急事態宣言が解除されたことや米国株が上昇したことなどを好感して、日経平均株価は7.31%上昇しました。欧州株式市場は、経済活動の再開の動きや、欧州委員会が提示した復興基金が好感され、DAX指数は4.63%、FTSE100は1.39%上昇しました。中国株式市場は、「国家安全法」の香港への導入方針を受け、米中対立の激化懸念が強まりましたが、世界各地での経済活動の再開の動きや中国の景気対策期待が支えとなり、上海総合指数は1.37%上昇しました。香港ハンセン指数はほぼ横ばいとなりました。
<リート>
グローバル・リートは欧米の株式市場の上昇などを好感して4.82%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、香港情勢を巡る米中対立激化への警戒感や、4月個人消費支出の大幅な落ち込みを受けて0.007%低下しました。日本、ドイツ、英国の長期金利は上昇しました。
<為替>
円相場は、対ユーロでは、欧州委員会が新型コロナウイルスで打撃を受けた域内経済の支援策の復興基金の創設を公表したことなどを背景に2.09%下落しました。対米ドルでも円は0.18%下落しました。
<商品>
原油価格は経済活動の再開に伴うエネルギー需要の回復期待などから、6.74%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年5月25日~5月29日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年6月1日)
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