コロナ感染拡大でも「死者数0」を誇るベトナム…感染症対策は

急成長を続けている東南アジア経済。それに伴い、東南アジアを取り巻く環境も日々変化している。今回の連載では、キャピタル アセットマネジメントが、コロナウイルス対策など最新の東南アジア事情について紹介する。

[PR] 5月30日(土)【オンライン開催(LIVE配信)】決定!
医師に最も適した資産運用は「不動産投資」!
【医師限定】お得な不動産セミナー最新情報 詳しくはこちら>>>

ベトナムでの新型コロナウイルス拡大防止の全体像

4月22日の午後、ベトナムのフック首相は翌23日午前0時から移動自粛・移動制限(ベトナム語からの直訳的に表現すると「全社会的な隔離」) を解除すると発表しました。感染危険のあるハノイでも解除しますが、感染者がおり、移動制限が14日間を過ぎていない地域には引き続き移動制限を適用しています(ハノイ南部のトゥオンティン郡とハノイ西北部のメーリン郡)。

 

ハノイのランハー通り、4月8日の朝9時
ハノイのランハー通り、4月8日の朝9時

 

ホーチミン市のサイゴン橋、隔離緩和の初日(4月23日)

ホーチミン市のサイゴン橋、隔離緩和の初日(4月23日)

 

制限は解除されましたが、依然としてマスク着用や手洗いの徹底、不要な外出自粛などの感染防止対策は求められています。また首相は感染病がある生活、今後もより長い感染病の防止期間が続くことを受け入れ、社会経済の発展と感染予防の両方をする必要があると強調し ています。

 

4月23日現在(24日発表)の感染者状況
4月24日11時発表時現在の感染者数

 

大規模な検査と移動制限、迅速な対応が功を奏す

これまでのベトナムでの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止策は3段階に分けられています。第1段階は1月23日~2月25日で最初の感染者16人が確認された1か月間、第2段階は3月5日~20日で海外からの侵入事例が見られ外国から感染者が入国した期間、第3段階は3月21日から現時点(4月23日)までの感染拡大防止期間です。

 

【第1段階】

第1段階には、1月23日に初めて中国人の感染者2人が発表されました。その後、19年11月に中国武漢市に研修で旅行した会社員6人からの感染が確認されました。ベトナム政府は最初の感染者を発表した後、接触者の特定・隔離や人々集中制限、学校休業等の迅速な対応を展開しました。2週間後(2月10日)のベトナムの新型コロナウイルスの感染者は14人でしたが、そのうち6人は退院しました。新型コロナウイルスの感染者は世界的にも最新レベルの治療方法を用いて無料で治療されました。2月25日に16人の感染者は全員完治して退院しました。

 

[PR] 5月30日(土)【オンライン開催(LIVE配信)】決定!
医師に最も適した資産運用は「不動産投資」!
【医師限定】お得な不動産セミナー最新情報 詳しくはこちら>>>

 

【第2段階】

その後20日間、新たな感染者は確認されませんでしたが、英国から帰国した17人目の感染者が認められ、3月5日から第2段階の感染防止策に入りました。その後2週間で感染者は68 人に増加しましたが、その内59人は海外からの帰国者でした。ベトナム政府は即座に17日に入国制限と入国する者に対する査証発給停止を決定し、さらに21日には外国人の入国を一時停止し入国者全員に対して14日間の足止め・隔離を実施しました。

 

第1段階、第2段階の感染者数とその感染経路
第1段階、第2段階の感染者数とその感染経路

 

【第3段階】

ハノイのバックマイ病院とホーチミン市のブッダ・バー(Buddha Bar)から感染リスクが高まった段階です。第1と第2段階では、感染者は殆ど早い時点で特定され隔離・治療されましたが、この段階になると混雑した場所での感染であり、濃厚接触人数も多数となりました。これは最も複雑な段階だと見做され、改めて迅速な対策が展開されました。特に、上記施設への来客者や関連した者に対して簡易検査キットで大規模な検査を実施すると同時に、4月1日からは初めて全国規模で徹底した社会的隔離(移動制限)をしました。

 

第3段階の感染者数とその感染経路
第3段階の感染者数とその感染経路

 

死亡者数はゼロ、最高レベルの警戒を継続

この3段階に渡る3か月間の努力の結果として、4月23日の時点でベトナムの感染者数は268人で、そのうち223人が回復し退院し、死亡者数はゼロです。世界各国の数字と比べて非常に良好な結果だと評判されています。23日から社会的な隔離は基本的に解除されましたが、ベトナム政府と国民は最高レベルの警戒を継続しています。

 

ホーチミン市 小児病院 での病院診断・治療
ホーチミン市、小児病院での病院診断・治療

 

医療報告と体温チェックの現場

医療報告と体温チェックの現場

 

このように、たゆまぬ努力と迅速な対策により、ベトナムは新型コロナウイルスに勝利し、これからは人々の生活と経済の回復・発展に傾注することが可能になると期待されています。

 

外国人も含む退院患者
外国人も含む退院患者

 

隔離地域内の部屋

隔離地域内の部屋

 

 

キャピタル アセットマネジメント 調査部

 

[PR] 5月30日(土)【オンライン開催(LIVE配信)】決定!
医師に最も適した資産運用は「不動産投資」!
【医師限定】お得な不動産セミナー最新情報 詳しくはこちら>>>

キャピタル アセットマネジメント株式会社は2004年に発足した中堅の運用会社です。

外国株式では、ベトナム、フィリピン、アセアン市場、中近東(ドバイ、アブダビ)などの新興国市場・企業の株式に投資するファンドのほか、世界のシェールガス関連株式、世界ツーリズム株式に投資するファンドなど、ユニークで存在感あるファンドをこれまで設定・運用しております。加えて、日本株では、投信業界初の公募投信であるESG(環境・社会・ガバナンス)日本株ファンドを設定・運用しております。

弊社は資産運用商品を通じてお客様の多様な資産運用ニーズにお応えするため、独自の運用手法とグローバルな情報ネットワークを駆使し、クオリティーの高い商品の提供に努めております。同時に厳格なリスク管理を行いながら好パフォーマンスを求めることが最良の使命であると考えております。

今後とも、存在感ある付加価値の高い商品の品揃えを拡充することにより、受益者の皆様の運用ニーズにお応えして満足度を高めていただき、資産運用業界の発展に貢献出来るよう努力して参ります(写真は代表の杉本年史)。

●代表取締役社長 杉本年史 プロフィール
日興證券入社後、ニューヨーク勤務を経て債券部外国商品部門のヘッド、香港店債券部門のヘッド、現日興アセットマネジメントのファンドマネージャーを歴任。その後、明治ドレスナーアセットマネジメントでグローバル債券運用部長、プラザキャピタルマネジメント(現キャピタル アセットマネジメント)でチーフファンドマネージャー兼商品企画部長。2018年6月当社代表取締役社長に就任。

著者紹介

連載現地経済に精通する調査部がリサーチ!最新の東南アジア事情

  • 【第1回】 コロナ感染拡大でも「死者数0」を誇るベトナム…感染症対策は

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧