2019年10月7日～10月11日のオーストラリア マーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。10⽇、11⽇の⽶中閣僚級通商協議を巡る警戒感を背景に、週前半の豪ドルは様⼦⾒の姿勢から弱い動きとなりました。しかし週後半は、通商協議の進展期待が広がり、リスク選好の動きから豪ドルは上昇し、円が売られました。

（注）左グラフは2018年10⽉11⽇〜2019年10⽉11⽇、右グラフは2019年10⽉4⽇〜2019年10⽉11⽇。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。⽶中閣僚級通商協議に対する先⾏き不透明感から、豪州の3年国債利回りは総じて横ばいで推移しました。11⽇は、通商協議での部分合意への期待など市場に楽観的な⾒⽅が広がり、投資家の懸念が後退したことから豪州の3年国債利回りは上昇（債券価格は下落）しました。

（注）左グラフは2018年10⽉11⽇〜2019年10⽉11⽇、右グラフは2019年10⽉4⽇〜2019年10⽉11⽇。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、上昇しました。10⽇、11⽇に⾏われた⽶中閣僚級通商協議を巡るニュースや思惑に左右され、上昇・下落する展開となりましたが、11⽇は、通商協議での部分合意への期待など市場に楽観的な⾒⽅が広がり、豪州株式は上昇しました。

（注）左グラフは2018年10⽉11⽇〜2019年10⽉11⽇、右グラフは2019年10⽉4⽇〜2019年10⽉11⽇。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、ほぼ横ばいとなりました。低⾦利環境が⾒込まれる中、週前半は底堅く推移しました。しかし週後半は、⽶中閣僚級通商協議の進展期待で⾦利が上昇したため、豪州リートは前週末の⽔準付近へ下落する展開となりました。

（注）左グラフは2018年10⽉11⽇〜2019年10⽉11⽇、右グラフは2019年10⽉4⽇〜2019年10⽉11⽇。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2019年10月7日～10月11日のオーストラリア マーケット動向』を参照）。

（2019年10月16日）