1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は上昇しました。米国株式市場は、米中が貿易協議で合意に達するとの期待から上昇しました。第1段階の合意として中国は400-500億ドルの米農産物を購入、米側の10月15日からの2,500億ドル分の対中制裁関税の25%から30%への引き上げが先送りされ、引き続き協議を続けることとなりました。NYダウは週間では0.91%上昇しました。日本株式市場は、米中閣僚級協議の進展期待や円安などを好感して、週間では日経平均株価は1.82%上昇しました。欧州株式市場では、米中貿易協議の進展期待や、英国のEU離脱問題の進展期待などからドイツDAX指数は4.15%、FTSE100指数は1.28%上昇しました。中国株式市場では、通商協議の進展期待が高まったことなどを好感して、上海総合指数は2.36%、香港ハンセン指数は1.89%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、株式市場は上昇したものの、長期金利の上昇を受けてほぼ横ばいとなりました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米中が通商問題で合意に至るとの期待などを受けて、0.200%上昇しました。日本、ドイツ、英国の10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円は対米ドルでは、米中が通商問題で合意に至るとの期待などを受けて、1.26%下落しました。対ユーロでも米中貿易協議の進展期待などを受けて1.98%下落しました。
<商品>
原油価格は、石油輸出国機構(OPEC)の事務局長の減産を示唆する発言などを受けて3.58%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆10/7 インド株式市場は反落(2019年10月前半)
金融緩和と景気対策による景気回復が待たれる
☆10/7 米雇用統計は強弱入り交じる内容(2019年9月)
雇用や賃金の伸び鈍化からFRBは利下げ継続へ
4. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年10月7日~10月11日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2019年10月15日)
先週の注目の「マーケット・デイリー」
2019年10月7日 インド株式市場は反落(2019年10月前半)
2019年10月7日 米雇用統計は強弱入り交じる内容(2019年9月)
先週の「マーケット・ウィークリー」
2019年10月7日 先週のマーケットの振り返り(2019/9/30-10/4)
先月の「マーケット・マンスリー」
2019年10月3日 先月のマーケットの振り返り(2019年9月)
先週の注目の「マーケット・キーワード」
2019年10月9日 『街角景気』、駆け込み需要で上振れ