
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2019年8月12日~8月16日のオーストラリア市場について振り返ります。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。
為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週は、米当局が中国への追加関税第4弾について一部品目の発動を9月から12月に先送りすると発表したことや、7月の豪雇用統計で就業者数の伸びが市場予想を上回ったことを背景に豪州準備銀行(RBA)による追加利下げ観測が後退したことなどから、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、横ばいとなりました。先週は、米当局が中国に対する追加関税第4弾の一部品目の発動延期を発表したことなどが金利上昇要因となった一方、米国債市場で10年国債利回りが2年国債利回りを下回り、景気後退の予兆とされる「逆イールド」が発生したことを背景に、世界的にリスク回避の動きが強まったことなどが金利低下要因となり、週間では豪州の3年国債利回りは横ばいとなりました。
株式
先週の豪州株式は、下落しました。先週は、米国の10年国債利回りが2年国債利回りを下回る「逆イールド」が発生したことで世界的にリスク回避の動きが強まったことなどから、豪州株式は下落しました。

株式指数は、MSCIオーストラリア指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。先週は、株式が下落したことから、豪州リート指数は下落しました。

リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年8月12日~8月16日のオーストラリア マーケット動向』を参照)。
(2019年8月20日)