先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場では、中国通信機器大手に対する禁輸措置の一部猶予措置を延長したことなどから堅調に推移していましたが、週末23日は中国が米国の対中制裁関税第4弾に対する対抗措置を打ち出し、米国はそれへの対抗を行う意志を表明したため大幅に下落しました。NYダウは週間では0.99%下落しました。日本株式市場は、日本時間での取引期間中は米国株が堅調で為替が落ち着いていたことなどから、日経平均株価は1.43%上昇しました。欧州株式市場は、ドイツの景気刺激策関連報道などが好感されドイツDAX指数は0.42%上昇、ポンドの反発が嫌気されFTSE100指数は0.31%下落しました。中国株式市場は、中国人民銀行が企業の借り入れ負担軽減に向けた金利制度の改革を発表したことが好感され、上海総合指数は2.61%、香港ハンセン指数は1.73%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、ほぼ横ばいとなりました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、一段の米中対立激化を背景に0.019%低下しました。ドイツ、英国の10年国債利回りは小幅に上昇しました。
<為替>
円は対米ドルでは、一段の米中対立激化を背景に0.93%上昇しました。対ユーロでは、0.40%上昇しました。
<商品>
原油価格は、米中対立激化を受けた原油需要減少懸念などから1.28%下落しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年8月19日~8月23日のマーケットの振り返り①先週の市場動向』を参照)。
(2019年8月26日)