先週の市場の振り返り
<株式>
米国株式市場は、翌週に米中通商協議の再開が決定したことを好感する動きが見られた他、在庫調整の早期終了見通しから半導体株が上昇した一方、高値警戒感や大手航空機関連株が下落したためNYダウは週間では小幅高となりました。日本株式市場は、欧米での利下げ期待や決算を発表した国内大手ハイテク企業の株価が上昇したことなどから日経平均株価は週間で0.89%上昇しました。欧州株式市場は、欧州中央銀行(ECB)の政策決定会合を前に金融緩和期待が高まったことや、米中貿易摩擦の改善期待から自動車関連株などが上昇し、ドイツDAX指数は1.30%、FTSE100指数は0.54%上昇しました。中国株式市場は、翌週に米中通商協議の再開が決定したことなどを好感して上海総合指数は0.70%上昇しました。一方、香港ハンセン指数は1.28%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米での利下げ期待などを背景に0.54%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米中貿易摩擦の改善期待の高まりなどから0.015%上昇しました。欧州は、国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを下方修正したことや低調なドイツの経済指標を受けて、ドイツの10年国債利回りは0.052%、英国の10年国債利回りは0.047%低下しました。
<為替>
円は対米ドルでは米国で議会と大統領が債務上限引き上げに合意したことや、米中貿易摩擦の改善期待などから0.90%下落しました。対ユーロでは、0.83%上昇しました。
<商品>
原油価格は、イランを巡る地政学リスクの高まりなどを背景に1.02%上昇しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年7月29日)