先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場は、28、29日の主要20カ国・地域(G20)サミットでの米中首脳会談を控え様子見姿勢が強まるなか、米国とイランの緊張の高まりや米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言を受けて、早期大幅利下げ期待が後退したことなどを嫌気して、NYダウは週間では0.45%下落しました。日本株式市場は、米中首脳会談を控え様子見姿勢が強い動きとなりました。日経平均株価はほぼ横ばいとなりました。欧州株式市場は、米中首脳会談を控え様子見姿勢が強い動きとなりましたが、ドイツの銀行大手がFRBのストレステスト(健全性審査)に合格したことなどを好感して小幅に上昇しました。中国株式市場は、米中首脳会談を控え様子見の強い展開となり、小幅な値動きとなりました。
<リート>
グローバル・リートは、米国の早期大幅利下げ期待が後退したことなどを嫌気して1.47%下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米国とイランとの間の緊張の高まりなどからリスク回避の動きが強まり、0.049%低下しました。ドイツ、英国の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円は、対米ドルではFRB当局者の発言を受けて米国の早期大幅利下げ期待が後退したことなどを受けて0.49%下落しました。円は対ユーロでも下落しました。
<商品>
原油価格は米イラン間の緊張の高まりなどを背景に1.81%上昇しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年7月1日)