先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場は、もみ合いの展開となっていましたが、22日は発表された3月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)が6年ぶりの低水準となったほか、米国でもPMIが低水準であったことから景気減速懸念が強まり、大幅に下落しました。NYダウは週間では1.34%下落しました。日本株式市場は、半導体関連など米ハイテク株の上昇を好感して日経平均株価は0.82%上昇しました。欧州株式市場では、3月のドイツのPMIが好不況の節目とされる50を大幅に割り込み、景気悪化への懸念からドイツDAX指数は2.75%下落しました。英国FTSE指数は小幅に下落しました。中国株式市場は、金融緩和期待などを背景に、上海総合指数は2.73%、香港ハンセン指数は0.35%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは欧米での長期金利低下を受けて週間では0.48%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、FOMCで年内の利上げ休止の見通しが示され、資産縮小の9月終了が表明されたことなどから週間では0.148%低下しました。ドイツ、英国、日本の10年国債利回も低下しました。
<為替>
円は対米ドルでは、ハト派的なFOMCの結果を受けて米長期金利が低下したことなどから週間で1.40%上昇しました。対ユーロでは、ユーロ圏PMIなど弱い経済指標を受けて、1.61%上昇しました。
<商品>
原油価格は、主要産油国の協調減産により、原油需給がタイトな状態が続くとの見方から、0.89%上昇しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年3月25日)