株式市場
先週の中国本土市場は、上海総合指数が前週末比+6.8%、深セン総合指数が+5.9%と大幅に上昇しました。週前半は、米中貿易協議でトランプ大統領が十分な進展があったとの見方を示し、3月1日から予定されていた関税引き上げが延期されたとともに、最終合意に向けて協議期限が延長されたことなどから、株価は上昇しました。ただし、週後半には中国政府が発表した2月の購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことなどから、株価はやや上値を抑えられました。香港市場は、H株指数が前週末比+0.7%と上昇しましたが、レッドチップ指数は▲1.0%と下落しました。米中貿易協議で関税引き上げが延期されたことが好感された一方、中国政府発表の2月のPMIが市場予想を下回ったことなどが嫌気され、週後半にかけて株価は伸び悩みました。
H株指数の推移
レッドチップ指数の推移
香港ドルの対円推移
上海総合指数の推移
深セン総合指数の推移
人民元の対円推移
(2019年3月4日)