先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は概ね上昇しました。米国株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でハト派的な姿勢が確認されたこと、米中通商協議をめぐり双方の前向きな姿勢が伝えられたことなどが好感され、NYダウは週間では0.57%の上昇となりました。日本株式市場は、週初は前週末の米国株の大幅高を好感して大幅に上昇して始まりました。その後も米中通商協議の進展期待などから堅調となり、日経平均株価は週間では2.51%上昇しました。欧州株式市場では、ドイツDAX指数は米中通商協議の進展期待などから1.40%上昇しました。英国FTSE指数はポンド高などを嫌気して0.80%下落しました。中国株式市場は、米中通商協議の進展期待などから上海総合指数、香港ハンセン指数ともに大幅に上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは欧米での長期金利低下などを受けて、小幅に上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、フィラデルフィア連銀の製造業景況感指数が予想を下回ったことなどを受けて、週間では0.011%低下しました。ドイツ、英国はほぼ横ばい、日本の10年国債利回りは低下しました。
<為替>
円は対米ドルでは、米中通商協議の進展期待や黒田日銀総裁が円高局面での追加緩和を示唆したことなどから0.20%下落しました。対ユーロでは、週間で0.55%下落しました。
<商品>
原油価格は、サウジアラビアなど主要産油国の減産姿勢などが好感され、3.00%上昇しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年2月25日)