先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は小幅な動きとなりました。米国株式市場は、景気減速懸念や1月末に予定されている米中の閣僚級会議の予備会合が中止されたとの報道などが嫌気されました。一方、米国の暫定予算案の合意や米連邦準備制度理事会(FRB)が資産縮小の見直しを検討と報じられたこと、決算発表した半導体株が総じて上昇したことが追い風となり、NYダウは週間では0.12%の小幅な上昇となりました。日本株式市場は、FRBの資産縮小の見直しの報道や、米半導体株が総じて上昇し、国内の関連銘柄に買い安心感が強まったことなどから、堅調な展開となりました。日経平均株価は0.52%上昇しました。欧州株式市場では、ドイツDAX指数は米半導体株が総じて上昇したことなどを好感して0.68%上昇しました。英国FTSE100指数は英ポンドの上昇を受けて2.28%下落しました。中国株式市場は、米中協議進展への期待感などから香港ハンセン指数は1.77%、上海総合指数は0.22%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、景気減速懸念や米中の閣僚級会議の予備会合が中止されたとの報道などを受けて、週間では0.026%低下しました。国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを下方修正したことなどから、ドイツ、英国、日本の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円は対米ドルでは、IMFの世界経済見通し引き下げなどを受けてやや買われ、週間では0.21%上昇しました。円は対ユーロでは0.14%下落しました。
<商品>
原油価格は、IMFが世界経済見通しを下方修正したことなどから0.20%下落しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年1月28日)