先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は下落しました。米国株式市場は、スマートフォンの販売減少懸念などからITや半導体関連などのハイテク株が値下がりしました。また原油価格下落を受けて、エネルギー関連株も値下がりしたことなどから、NYダウは週間では4.44%下落しました。日本株式市場は、ハイテク株の値下がりなどによりNYダウが下落したことを嫌気して、日経平均株価は0.16%下落しました。カルロス・ゴーン氏の逮捕といったニュースも流れましたが、影響は限定的でした。欧州株式市場では、米国株の下落やイタリア財政問題の不透明感などを嫌気して、ドイツDAX指数は1.31%下落しました。英国FTSE指数はEU離脱交渉が混迷したことや原油価格下落などを嫌気して、0.87%下落しました。中国本土株市場は、米国株安や月末の米中首脳会談を控え警戒感が強く、上海総合指数は3.72%、香港ハンセン指数は0.98%下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米国株の下落や原油価格の急落を受けて週間で0.024%低下しました。ドイツ、英国の10年国債利回りはEU離脱交渉が混迷したことや、欧米株式と原油の下落などを受けて、低下しました。日本の10年国債利回りはほぼ横ばいとなりました。
<為替>
円は対ユーロでは、英国のEU離脱交渉が混迷したことやイタリア財政問題の不透明感などを背景に、円買い・ユーロ売りが優勢となり、円は週間では0.59%上昇しました。円は対米ドルでは小幅に下落しました。
<商品>
原油価格は、世界景気の減速懸念や産油国の減産は容易ではないとの見方を背景に、需給の緩みを懸念して10.70%下落しました。
株式(前週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2018年11月26日)