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フィリピン不動産「デベロッパー」最新格付けランキング

不動産投資において、物件の開発を手がける「デベロッパー」を知ることは、目利きのために重要だ。しかし海外不動産となると、最新の整理された情報を入手することは容易でない。そこで本連載では、フィリピンの不動産投資事情に詳しいハロハロアライアンス・ディレクター鈴木廣政氏に、フィリピンのデベロッパーについて最新格付けランキングを聞いた。第2回目は、20位から11位までを発表する。

現地の富裕層・不動産投資家の意見を参考に

前回(関連記事『ホテルブランドだけで判断するな!フィリピン不動産の開発事情』参照)は、フィリピン不動産投資における、ブランドとデベロッパーの関係、およびデベロッパーの重要性についてご説明しました。では、実際にどのデベロッパーが優れた会社なのでしょうか?

 

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本記事では、弊社のフィリピン本社スタッフが、実際に現地で物件を取り扱った経験と、現地の富裕層・不動産投資家の意見を参考にして選んだ、デベロッパーのランキングを掲載します。

 

まず、開発してきた物件の内容やイメージ、管理などを含め、全体的に事業の良し悪しを評価した「クォリティ評価」を10点満点で掲載しています。ただし、高価格帯の物件は低~中価格帯の物件に比べて、当然物件の内容が良くなり、それを同一で比較するのは不公平な部分もあります。

 

そこで、「価格に対しての」クオリティも併せて掲載しました。いわゆる「コストパフォーマンス評価」と呼ばれる評価軸を、こちらも10点満点で採点。クォリティ評価とコストパフォーマンス評価の総合点(20点満点)で順位をつけています。

20位…Empire East Land Holdings

隣の住民の声が、うっすら響く…!?

 

エンパイヤー イースト ランド ホールディングス

クォリティ評価・・・4

コストパフォーマンス評価・・・6

総合点 ・・・10

 

プロファイル

Empire East Land Holdingは、メガワールド・コーポレーション(旧メガワールド・プロパティ&ホールディングス、 Inc.)の住宅部門として存在していたが、同社が低所得者、中所得の住宅事業とハイエンドの住宅、事務所事業を分離するため、1994年に設立された。 中所得者向けのコンドミニアムなどを専門としている。

 

現地スタッフのコメント

「建物に使われている素材がよくなく、隣の住民の声がうっすら響くような物件もあります」

 

同率18位…Vista Land

政治家の家系が所有している開発会社だが…?

 

ヴィスタ ランド

クォリティ評価・・・5

コストパフォーマンス評価・・・6

総合点・・・11

 

プロファイル

フィリピンの主要な住宅建設会社であるVista Landは、Brittany, Crown Asia, Camella Homes, Communities Philippines, and Vista Residencesという5つのブランドを運営。郊外にモールも含めタウンハウスなどのプロジェクトを多く抱え、様々な所得層の顧客に幅広い住宅商品を提供している。都心のプロジェクトは少ない。

 

現地スタッフのコメント

「政治家の家系が所有している開発会社です。現在はモール中心にビジネスを広げています。郊外の案件が多いです。都心では、唯一マカティにコンドミニアムがありますが、素材があまりよくありません」

 

同率18位…Amaia Land

購入者のほとんどは現地のフィリピン人

 

アマイア

クォリティ評価・・・4

コストパフォーマンス評価・・・7

総合点・・・11

 

プロファイル

Amaiaは、Ayala Landの100%子会社。フィリピン不動産市場の34%を占める実用的な住宅部門を専門とし、手頃な価格の市場セグメントをターゲットにしている。中心エリアにはほとんどプロジェクトを構えていない。

 

現地スタッフのコメント

「以前は、住宅(長屋)のようなものに特化していたのですが、最近になり小規模なコンドミニアムも建設するようになりました。購入者のほとんどは現地フィリピン人で、2つ目の家(投資感覚)として買われることもあります。壁は薄く、隣の部屋から声がうっすら聞こえてくるようなつくりです」

 

同率12位…Ortigas & Company

名前の通り、オルティガス地域に強い

 

オルティガス&カンパニー

クォリティ評価・・・6

コストパフォーマンス評価・・・6

総合点・・・12

 

プロファイル

Ortigas & Companyはオルティガスを中心に北方面へ街、複合施設開発に強い不動産会社。特にCapitol Commonsに関しては浮遊層に向けても期待ができるエリアである。また、中国人マーケットに強く、シンガポールなどにも支部を構えていた。

 

現地スタッフのコメント

「名前の通りオルティガスに強く、グリーンヒルズやその周辺のコンドミニアムをほとんど開発しています。オルティガスは発展著しい地域なので、今後のプロジェクトに期待大です」

 

同率12位…Filinvest Land

安っぽさはいなめない…

 

フィリンベスト ランド

クォリティ評価・・・6

コストパフォーマンス評価・・・6

総合点・・・12

 

プロファイル

1955年にフィリピンでAndrew L. Gotianun Sr.と妻のMercedes T. Gotianunによって中古車ファイナンス会社として設立されたFilinvestグループは、不動産開発・リース、住宅販売、ホテル・リゾート管理、銀行・金融サービス、砂糖、電力などを保有する上場企業である。ゴティアン家によって所有されているFilinvest Landは、フィリピンのメトロマニラに拠点を置き、多くのプロジェクトはAlabangで街の開発に携わっている。

 

現地スタッフのコメント

「素材やランクでいうと、Ayala傘下のALVEOやAVIDAに似ています」

 

同率12位…DMCI

統一感があるが、悪く言えば団地系…

 

ディーエムシーアイ

クォリティ評価・・・5

コストパフォーマンス評価・・・7

総合点・・・12

 

プロファイル

1954年創業 DMCI HDは、1995年3月8日、コンスンジー・ファミリーのすべての建設事業、建設部品会社および関連持分を連結する持株会社として設立された。公共事業にも携わっている企業であり、高速道路や5つ星ホテルの開発も手掛ける。DMCIはDMCI HDの完全子会社。コンドミニアムに関しては投資目的よりもエンドユーザーに人気である。

 

現地スタッフのコメント

「全体的に統一感のあるプロジェクトが多く、悪く言えば団地系。メンテナンスもよかったのですが最近のプロジェクトの量に追いつかないのか、価値がそこまで上がらない。フィリピン人の出稼ぎの方の購入が多い印象です」

 

同率12位…SMDC(SM Development Corporation)

恐怖のエレベーターが…!?

 

エスエムディーシー

クォリティ評価・・・6

コストパフォーマンス評価・・・6

総合点・・・12

 

プロファイル

フィリピンの小売り最大手「SMグループ」、同銀行最大手「バンコ・デ・オロ(BDO)」などを傘下に収め、フィリピン長者番付で8年連続1位(米フォーブス誌 144億ドル/2015年)の大富豪ヘンリー・シー氏が率いる、国内最大のコングロマリット「SMインベストメンツ」グループの大手デベロッパーがSMDC。低価格でファミリー層やローカル層に圧倒的な人気がある。最近はメインランドからの中国人にも人気。

 

現地スタッフのコメント

「クオリティはまだまだで、エレベーターの作りの評判は本当によくありません。ただ圧倒的に中国系の方に人気なので、今は投資案件としては回っています。中国系の方が引いたときが怖いと思われる物件がいくつもあります」

 

同率12位…Avida

開発中のBCG物件はブランディングに変化あり

 

アヴィダ

クォリティ評価・・・6

コストパフォーマンス評価・・・6

総合点・・・12

 

プロファイル

Ayala landの傘下にあるAvidaは、LPHIという社名で、1990年にLaguna州の区画整備のされた街を中心に開発をしていました。2003年に初めてコンドミニアムのプロジェクトが開始され2010年に社名をAvidaへ変更、そこから加速し、グローバルシティやマカティに新規プロジェクトを起こしています。

 

現地スタッフのコメント

「以前は安っぽさがありましたが、BGCの今年から2020年までに完成予定の物件はブランディングの変化が見られます。アメニティなどはシンプルな作りが特徴です」

 

12位に6社が並ぶ大接戦!?

[図表1]フィリピン・デベロッパーランキング20位〜11位

 

というわけで、フィリピンのデベロッパーランキング、12位に6社が並ぶ結果となりました。現地の低所得層〜中間層向けの物件に関しては、それぞれ特徴はあるものの、価値を並べてみると、総合的な点数で評価が近くなってくるあたり、経済的に適切な市場が存在している証明ともいえるかもしれません。下記の図表2は20位から11位にあげられた各デベロッパーの詳細です。

 

[図表2]フィリピン・デベロッパー詳細(20位〜11位)

 

 

次回はいよいよ10位から1位の発表です!

 

 

鈴木 廣政

ハロハロアライアンス/ディレクター
GATE of ASSETS 財団/ 常任理事
公益財団法人 国際人材育成機構/マニラ駐在員事務所開設準備室長 

 

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ハロハロアライアンス/ディレクター
GATE of ASSETS 財団/ 常任理事
公益財団法人 国際人材育成機構/マニラ駐在員事務所開設準備室長 

1979年、愛知県生まれ。大原簿記専門学校卒業後、アパレル会社での勤務をへて、2000年、同業種で独立。同年自社ブランドを立ち上げ、卸、直営店舗を展開。その後、海外生産拠点を背景にOEM事業を開始。2005年にフィリピンに行き、1人のタクシードライバーに人生の生き方を考えさせられ、同地にて為替&アテンドビジネスをはじめ、もともとの事業を売却。その後、2007年にコンサル会社、2009年にPR会社を設立。2010年にフィリピンでオフショアのシステム会社を経営するO氏と出会い、同年Hallohallo incの立上げに従事する。

2014年にHallohallo Home incを立ち上げ、Hallohallo Assets、System、Travel、WebTV、Design、Builder、Exercise、Life、School、Maintenance、Architect、Salon、Clinic、Spaやストリートチルドレン復学プログラム等、多くの新規事業をアライアンス事業として立ち上げる。

著者紹介

連載【2018年版・最新格付けランキング】フィリピンのデベロッパーを過去実績から徹底比較

 

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