為替
先週の豪ドルの対円レートは、わずかに上昇しました。先週前半は、日銀が金融緩和策の一部変更を発表したことにより、米ドル高円安が進み、連れて豪ドルの対円レートも上昇しました。しかし週後半には、トランプ米政権が中国からの輸入品2,000億ドルに対する追加関税を10%から25%へ引き上げることを検討すると発表し、米中貿易摩擦への懸念が高まったことで豪ドルの対円レートは下落し、週間ではわずかな上昇にとどまりました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。先週は、日銀の金融政策決定会合における長期金利の変動幅の拡大が0.2%程度であることが示されたことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が当面緩やかな利上げを継続するとの見方が強まったことなどから、豪州の3年国債利回りは上昇(債券価格が下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、下落しました。先週は、トランプ米政権が中国からの輸入品2,000億ドルに対する追加関税を10%から25%へ引き上げることを検討すると発表したことが株価下落に影響しました。また、大手資源会社の決算が市場予想を下回ったことや資源価格が軟調だったことなどから、資源株を中心に株価は下落しました。
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、今週から来週にかけて予定されているリートの決算において、来年度の業績への期待が高まっていることなどから、豪州リート指数は上昇しました。
(2018年8月6日)