競走馬も「4年」で減価償却可能

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競走馬も「4年」で減価償却可能

競走馬の値段は数百万円から数億円までさまざまですが、「耐用年数」は一律4年です。 今回は、夢も一緒に買える、競走馬を使った節税方法について見ていきます。

動物や植物も節税に使える!?

実は動物や植物も減価償却できます。意外に思うかもしれませんが、考えてみれば、動植物にも寿命があるのですから、当然といえば当然です。 
 
さてそこで、節税対策として動物を使う、という手もあります。代表的なものが「競走馬を買う!」というもの。馬主になって、自分の馬がひょっとしたらGⅠで勝ってくれるかも、という夢も買えますし、何より節税になるという方法です。 競走馬を買えるほど儲かってしまったら、ぜひ購入を、といいたいところです。

駄馬であれ名馬であれ償却期間は同じ

競走馬の値段は血統によって決まりますから、数百万円から数億円までピンキリです。ですが、「耐用年数」は駄馬でも名馬でも4年です。償却は定額法になります。 
 
なぜ競走馬の減価償却が4年かというと、これには理由があります。競走馬が通常現役でいられるのは2歳4月から6歳3月までの4年間だからです。原価償却費の計算は、取得価額を4年で割るために「0.250」をかけて算出しますが、2歳4月から月割りで計算します。 
 
その競走馬がいくら稼いだとか、年間いくらの維持費がかかるのかは、この際関係ありません。注意したいのは骨折などで走れなくなってしまったときの税務処理です。この場合は、「廃馬売却損」として計上するケースもあるようです。 
 
その場合も、4年間の減価償却期間に対して残存期間がどの程度あったのかによります。ただ、特殊な計算なので、馬を買ってから計算してもよいかもしれません。詳細は、税理士か税務署に問い合わせてください。 

 

 

本連載は、2012年12月19日刊行の書籍『スゴい「節税」』から抜粋したものです。その後の税制改正は反映されておりませんので、ご留意ください。

スゴい「節税」

スゴい「節税」

編著 GTAC

幻冬舎メディアコンサルティング

増税、デフレ、円高不況…。中小企業が日本の厳しい経済環境を乗り切るには、いかに売上を伸ばすかということ以上に、今ある利益をいかに残すかに注目することが必要でした。その解決策は節税にアリ。「日々の交際費でコツコツ…

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