『選ばれない国ニッポン 外国人材を誘致するための5つの提言』
仲 思遥
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2026年3月
外国人材を「受け入れる」国ではなく、
外国人材から「選ばれる」国になるために
人手不足が深刻化するなか、なぜ外国人材は日本を選ばなくなっているのか。ルールの厳格化や受け入れ枠の議論よりも先に日本が今、向き合うべき危機意識とは――
かつて日本は、「働くなら日本」といわれるほど、アジア各国の外国人材にとってあこがれの就労先でした。しかし今、その状況は一変しています。2025年6月現在、外国人労働者数で最多を占めるベトナムでも、日本離れの傾向が顕著になっています。技能実習生の入国者数は2019年の約9万人をピークに、2023年には7万8000人台まで減少。ベトナム国内では「日本に行くよりも他国で働いたほうがいい」という声が増えつつあります。少子高齢化と人口減少が進む日本において、人材不足はすでに一部の業界の問題ではなく、国全体の持続可能性を左右する問題です。しかし、受け入れの是非を議論している間に、待遇や制度面で他国に大きな後れを取り、日本は世界の人材獲得競争の中で「選ばれない国」になってしまっているのです。
本書の著者は中国出身で、日本への留学・就職を経て、現在は日本に帰化し、外国人材の学習・就職・定着を一貫して支援するプラットフォームを運営しています。もともと外国人材として日本で働く難しさを当事者として経験したという経歴を持つ一方で、今は日本人、そして日本企業側の立場から、外国人材の受け入れや定着支援に向き合っています。制度と現場のギャップを埋めることを目指して事業を展開する起業家として、「受け入れられる側」と「受け入れる側」の双方を知る稀有な存在といえます。
本書では、日本が外国人材に選ばれなくなっている理由を、賃金、制度、企業の採用姿勢、生活支援、キャリア形成といった複数の側面から整理し、国・企業・社会それぞれが取るべき具体的な方向性を提言しています。単なる受け入れ枠の拡大ではなく、「働く場」として、そして外国人材が安心して「生きる場」として日本をどう再設計すべきかを問う、制度の内側と現場の実情を熟知した著者ならではの提言です。 外国人材活用に悩む企業経営者や人事担当者はもちろん、日本の将来に関心を持つすべての読者に、日本が進むべき現実的な選択肢を示す一冊です。
人気記事ランキング
「孫のために空けていた部屋、もう使います」〈年金月24万円・貯蓄2,000万円〉75歳夫婦、娘一家を待つ暮らしをやめた理由
「安泰の老後で何よりです、さようなら」…30代息子が〈実家との絶縁〉。きっかけは、700万円超の外車を前に“満面の笑み”の「父の写真」
「夕飯、今日もお願いできる?」娘からのメールに言えなかったひと言…〈年金月18万円・72歳女性〉孫の世話が“楽しみ”ではなくなった日
「お迎え、今日もお願いね」〈年金月23万円・貯蓄1,500万円〉68歳女性、週4日の孫送迎を続けた末にこぼした本音
メルマガ会員登録者の
ご案内
メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。
メルマガ登録- 08/26 プライベートアセット、ヘッジファンド、コモディティ… 世界の富裕層が「オルタナティブ投資」を活用する理由
- 08/26 これから相続を考えたい方必見! デジタル時代の「遺言」
- 08/27 荒れる中東、混乱続く市場の中、投資家が持つべき“守りと攻め”の視点 「コモディティ投資」の有用性とは
- 08/30 日本・韓国・台湾・中国… いま、スパークスは「アジア」を見ている! 日本とアジアから探る“これからの投資戦略”
- 08/30 不動産オーナー必見! 「サブリース契約解除」最新の判例集 賃料を上げたい・高値で売却したい・自分で住みたい… 正当事由が認められるのは?
- 09/02 預金中心の人必見!資産の目減りに気づいていますか? “NISA”を活用したインフレ時代の「資産保全」
- 09/06 <税理士が検証>「アメリカ不動産」を活用した資産運用・保全 なぜ今なのか…“高年収層”が投資を始める前に知っておくべきこと
- 09/06 「地主の子はなぜ不動産を継げないのか」 不動産8050問題etc.相続税対策だけでは資産を守れない理由
- 09/06 相続税の「税務調査」の実態と対処方法 ―税務調査を録音することはできるか?
- 09/08 金融資産1億円以上の方のための 「本来あるべき資産運用」
- 会員向けセミナーの一覧