書籍詳細

『買い物の科学:消費者行動と広告をめぐる心理学』

買い物の科学:消費者行動と広告をめぐる心理学

越智 啓太

出版社名:実務教育出版

発行年月:2024年7月

「安くすれば、もっと売れると思っていた」のは間違いだった!? 日々の選択行動としての「買い物」の心理を、多数の研究と事例をもとに解き明かす。

あなたは今日も、「買い物」で選択している。
買い物で幸福になるか、後悔するか。

●高くてもバカ売れするもの、値下げしても売れないもの、違いは何?
●なぜか手に取ってしまう、ロングセラー商品パッケージの秘密は?
●ずっとフォローしたくなる「推しブランド」に選ばれる戦略は?
●No.1広告、タレント広告、プロダクトプレイスメントの本当の効果は?

こうした疑問、みんな消費者心理学で解明できます。
最新の国内外の研究成果や、有名企業・ヒット商品の具体的事例を多数紹介し、エビデンスベースの心理学の視点で楽しく解説。
顕示的消費、ミニマリスト、衝動買いなど、あなたの「買い物傾向」が、簡単な質問に回答することで「心理尺度」によって測定できます。
消費者心理学は行動経済学と並んで、現代を生きる私たちに必須の教養です。正しい選択眼を持つ賢いカスタマーになりたい人にも、マーケティング・販促に携わるビジネスパーソンにも役立つエッセンスが満載!

【目次】
第1章 どうすればおいしそうに見えるのか----商品認知の心理学
第2章 安売りするとどんどん売れなくなっていく----価格の心理学
第3章 スタバはMac使いの新しもの好き24歳----ブランドの心理学
第4章 比較広告は本当に有効なのか----広告の心理学
第5章 最高のものを求める人は幸せか----消費行動の個人差の心理学
◉あなたの「買い物傾向」を測定する「心理尺度」付き

法政大学文学部心理学科
教授

横浜市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻修了。警視庁科学捜査研究所研究員などを経て現職。臨床心理士。
専門は社会心理学、犯罪心理学。現在は主にデートバイオレンスと恋愛行動との関連を研究している。消費者行動に関しては、消費行動の個人差に興味がある。
著書は『犯罪捜査の心理学』『つくられる偽りの記憶』(化学同人)、『ケースで学ぶ犯罪心理学』『すばらしきアカデミックワールド』(北大路書房)、『Progress & Application 司法犯罪心理学』(サイエンス社)、『美人の正体』『恋愛の科学』(実務教育出版)、『特殊詐欺の心理学』(誠信書房、編著)、『心理学ビジュアル百科』(創元社、編著)など、入門書から専門書まで多数。
テレビ・映画等メディアでも、犯罪心理学や社会心理学の観点から多くの人気ドラマ監修、コメント出演を行う。

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