書籍詳細

『偉人の年収』

偉人の年収

堀江 宏樹

出版社名:イースト・プレス

発行年月:2022年1月

・新選組の月給
・戦国武将の金銭トラブル
・渋沢栄一の年収変遷
・ピカソ家の遺産相続
・シェイクスピアの秘密の副業etc.

偉人たちの金銭事情を、現代日本円に換算して生々しく紹介。
良識ある研究者は手を出したがらない「禁断のテーマ」に挑む!

1章 世界の偉人の年収
■仕送り年額4500万!親の金で偉業を成したダーウィン
■安月給をフンコロガシのエサ代に費やしたファーブル
■妻にどつかれて年収5億!? 大統領リンカーン
■貧乏家庭のトラウマから……ニュートンのその後
■推定年収数千万、シェイクスピアの知られざる副業
■ギャンブラーの才能もあったモーツァルト
■「子沢山で食べていけない」と嘆いたバッハ
■バクチが止まらないドストエフスキー
■『資本論』に見るマルクスのトンデモ金銭感覚
 《コラム》「上流階級」と呼ばれるのに必要な年収

2章 日本の偉人の年収
■信長・秀吉・家康、3大英雄の直轄領収入勝負
■希望年収3分の1……宮本武蔵の就活失敗伝説
■高給取り集団・新選組。近藤勇、土方歳三の年収は?
■年俸1億2000万!? 裕福だった西郷隆盛
■愛人手当で食いつないでいた樋口一葉
■大富豪・渋沢栄一の年収変遷
■新札メンバー・北里柴三郎&津田梅子の金銭事情
■「働きたくないから病気させてくれ!」ダメ人間のプロ・石川啄木
■日本でもっとも稼いでいた男・藤原道長
■朝日新聞の社長より高給待遇だった夏目漱石
■『貧窮問答歌』山上憶良は貧窮していたか
 《コラム》『吾輩は猫である』、定価は5万5000円!?

3章 偉人のイカれた金遣い
■留学費を芸者遊びに使った野口英世
■〝推し活〟で3億を溶かしたエカテリーナ2世
■ドリンク1杯1.5億!? クレオパトラの才知
■日本初の公営カジノを楽しんだ天武天皇
 《コラム》ジャン・ヴァルジャン、63円のパン窃盗で19年の服役

4章 偉人のマネーテクニック
■780億の「借金王」・カエサルの出世術
■8億の税金をもみ消したアドルフ・ヒトラー
■織田信長の大胆すぎる領地経営
■職人の給料を25%ピンはねした明智光秀
■『学問のすゝめ』で22億売り上げた福沢諭吉
■斬新すぎる絵画で8000億の富を築いたピカソ
■貴族に貢がれ不労所得の旨味を知ったベートーヴェン
 《コラム》ロスチャイルド家が嘘をついて得た金額

5章 偉人の金銭トラブル
■人件費をケチりすぎて謀反された前田利家
■秀吉のATMだった伊達政宗
■処刑人のギャラを踏み倒して処刑されたルイ16世
■大志を抱いて失敗したクラーク博士 
 《コラム》ピカソ家の相続トラブル

6章 偉人にまつわるアレコレの値段
■ショパンのピアノレッスン、その料金は?
■松下村塾の授業料が無料だった理由
■葬式でも経済を動かした岩崎弥太郎
■不人気画家ゴッホの、唯一売れた絵の値段
■「一時金」で一番儲けた旧皇族
■吉原で遊ぶのに必要な金額は?
■戦国時代、庶民の命は40万 
 《コラム》江戸っ子も投資で稼いだ


作家・歴史エッセイスト

1977年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学部を卒業後、本格的な執筆生活に入る。日本文藝家協会正会員。

大ヒットしてシリーズ化された『乙女の日本史』(東京書籍)、『本当は怖い世界史』(三笠書房)のほか、著書多数。雑誌やWEB媒体のコラムも手掛け、恋愛・金銭事情を通じてわかる歴史人物の素顔、スキャンダラスな史実などをユーモアあふれる筆致で紹介してきた。

漫画作品の原案・監修協力も行い、近刊には『ラ・マキユーズ ヴェルサイユの化粧師』(KADOKAWA)などがある。

撮影/岡部太郎[SIGNO]

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