バングラデシュ投資の可能性…豊富な若年労働力と法人税の優遇措置【国際税務の専門家が解説】

バングラデシュ投資の可能性…豊富な若年労働力と法人税の優遇措置【国際税務の専門家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

インドの東隣に位置するバングラデシュは、約1億7,300万人の人口を抱え、豊富な若年労働力と将来性のある市場を備えた国です。縫製業を中心に輸出産業が発展し、日本企業の進出も進んできました。法人税率の引き下げや輸出加工区、経済特区などの投資優遇措置も設けられています。バングラデシュの経済的な特徴と税制の仕組みについて、国際課税研究所首席研究員の矢内一好氏が解説します。

輸出加工区・経済特区・ハイテクパークの税制優遇

① 輸出加工区

輸出加工区では、一定の条件を満たす企業に法人税の免除などの優遇措置が設けられています。適用期間や優遇内容は、対象企業や制度の条件によって異なります。ダッカ地区等の場合は1年目、2年目が免税、3年目、4年目が50%免税、5年間が25%免税。

 

② 経済特区

経済特区では、投資を促進するための税制上の優遇措置が設けられています。ただし、優遇の内容や期間は、対象となる事業や適用条件によって異なります。進出を検討する際には、設立時期や事業内容などが適用要件を満たすかどうかを確認する必要があります。

 

③ ハイテクパーク

ハイテクパークでは、一定の条件を満たす投資企業に対し、所得税の優遇措置が設けられています。2024年6月27日付の規定では、所得が発生してから7年目までは100%、8~10年目は70%の所得税免除が定められています。ただし、適用に当たっては、納税者識別番号(TIN)の取得や帳簿の整備、期限内の申告などの条件を満たす必要があります。

 

矢内 一好

国際課税研究所

首席研究員

 

 

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