新築時の家賃から下落するのはやむを得ないが…
よくお客様から、所有しているアパートの現状を聞かされるのですが、空室で悩むようなアパートや、家賃下落が5年で15~20%といったアパートでは、とても成功とは言えませんし、堅実なアパート経営とも言えません。
当然、新築時の家賃が高くて、古くなると下落することはやむを得ないわけですが、その下落幅が問題なのです。
家賃が20%も下がっては、いくら入居率が高いといっても空しいだけです。
弊社の下落幅は平均で、5年で2~4%程度、入居率も99%をほぼ毎月維持しています(98%~100%で、平均99%を超えています)。
「新築時はなんとか満室になるから良いでしょう」
この差はどこにあるのか、ということですが、間取りや設備以外にプラン作成時の家賃設定に、問題があると言わざるを得ません。
販売する側は、何年もやっていれば、家賃が下落することなどわかっているはず。それなのに、「苦戦したとしても、新築時はなんとか満室になるから良いでしょう」的な、無責任な家賃設定をし、7%~8%の利回りで販売します。案の定、5年後に家賃が下落したアパートの利回りは、5%まで落ちてしまいます。
こんな状況に泣かされているオーナー様がたくさんいらっしゃいます。とても堅実とは言えません。
弊社では、家賃が下落しないように、間取りや設備、デザイン性など、全てにおいて、差別化を図っていますが、何よりも、プラン時の家賃設定に注意を払い、新築プレミアムなど考慮せず堅実な家賃設定を心がけています。
アパート経営をする上での、重要なポイントだと言えます。