株価は大暴落していても“独自市場”でどこ吹く風…あのリーマン・ショックにも動じなかった「アンティーク・コイン」の真価【コイン収集歴50年のFPが解説】

株価は大暴落していても“独自市場”でどこ吹く風…あのリーマン・ショックにも動じなかった「アンティーク・コイン」の真価【コイン収集歴50年のFPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

世界を震撼させた「リーマン・ショック」。多くの投資家が資産を激減させ、絶望に立ち尽くすなか、ひっそりと価値を維持し、後に10倍以上もの高騰を見せた資産がありました。それが「アンティーク・コイン」です。本記事では、田中徹郎氏の著書『資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて』(日本実業出版社)より一部を抜粋・再編集し、アンティーク・コインの過去の値動き事例を紹介します。

30万円が300万円に…「中国コイン」で見られた異次元の値上がり

当時のコイン相場で印象深いのは中国コインです。

 

コインの相場は株や債券などのペーパーアセットと違い、刻々商いが成立する取引市場というものがありません。それがかえってコイン相場に幸いしたという面もあったと思います。

 

コインという閉ざされた市場にも、たとえばPCGS3000(注)のように限定された地域のコイン指数はありますが、それも日々更新されるものではありません。

 

注)PCGS3000:アメリカの大手コイン鑑定会社PCGS社が発表するコイン指数。アメリカの幅広いレアコイン価格を指数化した値です。

 

私たち収集家やアドバイザーがウォッチしているのは、世界で開かれるオークションの落札相場です。

 

たしかにリーマン・ショック直後に多少は落札相場は下げたかもしれませんが、実は私にはその記憶がほとんどないのです。

 

それより強く記憶に残っているのは翌年以降の中国コインの値上がりです。たとえば有名な「自動車ダラー(注)」の値動きをみますと、以下のように推移しています。

 

・リーマン・ショック前後で並程度(EF40)の状態のものが30万円程度

 

・同程度の状態のものが2010年あたりには100万円超え

 

・その後のピークは2020年あたりで同程度の状態のものが300万円超え

 

注)自動車ダラー、清朝滅亡後に中国(正確には当時は中華民国)では各省が大型の銀貨を発行しました

 

自動車ダラーは貴州省で1917年に発行された7銭2分銀貨、ウラ面に当時のフォード車がデザインされており人気が高いコインです。

 

次ページわずか5年で119万円→1,000万円超えのコインも

※本連載は、田中徹郎氏の著書『資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて』(日本実業出版社)より一部を抜粋・再編集したものです。

資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて

資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて

田中 徹郎

日本実業出版社

一つのカゴに卵を盛るな――これは投資の基本である。資産を増やすためには、株や債券などへの投資が一般的だが、これらペーパーアセットには激しい価格変動がある。古くはバブルの崩壊やリーマン・ショックなど、株式投資で大…

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