(※画像はイメージです/PIXTA)
何度教えてもできない部下への対処法
管理職研修やコーチングで「どうやっても成果を出せない部下がいる」というお悩みを聞くことがあります。私は接遇指導、電話応対指導をメインに行ってきましたが、繰り返し指導しても応対が改善されないスタッフや、何度教えても仕事をなかなか覚えないオペレーターも経験してきました。その経験から、成果が出せない理由として2つある、という結論に至りました。
1.やり方がわかっていない
2.その仕事に向いていない
それぞれの対処法についてお伝えします。
1.やり方がわかっていない場合の対処法
成果が出せない理由として、教えたはずのこと、わかっていて当然と思うことを理解していないことがあります。その場合はティーチングが必要です。リーダーとして認識しておいてほしいのは、教えてもできないことは教え方に問題があると考えたほうがよい、ということです。実際は教えられるほうにも問題はあるのですが、できない部下を責めても相手は変わりません。ということは、教える側の考え方と教え方を変えたほうが早いのです。
手順1:部下の現状を把握する
営業で何度教えても受注がとれない場合、営業の手順として部下がどんなことをどれくらいしているかをヒアリングしたり、営業同行などで部下の営業の仕方を観察したりします。
多くのリーダーは忙しくて数字などの実績ばかりを見て現状把握を後回しにしていることが多いです。成果の上がらない部下を成長させるためには、現状把握は必須です。リーダーが実際に見ることで、何ができていないかがよくわかると思います。