租税条約100年の進化…二重課税からデジタル課税まで、国際課税の新潮流【国際税務の専門家が解説】

租税条約100年の進化…二重課税からデジタル課税まで、国際課税の新潮流【国際税務の専門家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

国際間の取引が活発化するなか、各国は課税権の調整と税逃れの防止に取り組んできました。1928年に始まったモデル租税条約を起点に、二国間の所得税条約、相続・贈与税条約へと展開し、やがてOECD主導の共助条約、BEPS条約、多国間デジタル課税条約(MLC)へと発展。さらに近年では、国連が新たな国際枠組み条約の策定を目指す動きも始まっています。国際課税をめぐるルールは今、大きな転換点を迎えています。

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