住宅価格高騰!マイホームの夢が遠のくが…
国土交通省『不動産価格指数*』の最新となる2024年8月の数値をみていくと、「住宅地」は116.5で対前月比2.0%増、「戸建て住宅」は117.8で1.8%増、「マンション(区分)」は206.4で1.9%増。住宅全体では140.5で2.4%の増加でした。
*全国の不動産価格の動向を月単位で表す指標。住宅用と商業用の2種類があり、2010年1月~12月までの不動産の平均値を基準としている
この5年を振り返ると軒並み指数は上昇し、住宅全体では26.8ポイントも上昇しています。そのぶん、給与も上がっているのであれば何ら問題はありませんが……庶民の夢であるマイホームは、一層遠ざかっている状況です。
【不動産指数の推移】
2020年…113.7/98.4/101.5/152.9
2021年…123.1/108.1/108.2/168.7
2022年…131.9/111.1/117.0/183.2
2023年…134.5/113.8/115.8/191.5
2024年…140.5/116.5/117.8/206.4
※数字左より、住宅全体/住宅地/戸建て住宅/マンション(区分)
山本大輝さん・(仮名・40歳)麻衣さん(仮名・38歳)夫婦も、住宅価格上昇のなか、マイホーム購入には二の足を踏んだといいます。しかし、長男の就学前にはマイホームを実現したい……そのような思いから、戸建てを建てる決断に至りました。
【山本さんのマイホームプラン】
●価格…土地、建物合計7,000万円
●頭金…2,000万円
●借入…5,000万円
・返済総額…5,464万7,191円
・利息分…464万7,191円
・月返済額…15万1,798円
※返済方式:元利均等、返済頻度:毎月、金利:年利0.6%、返済期間:30年
山本さんの月収は45万円、手取りにすると34.5万円ほどです。返済負担率は24%ほどとなり、負担は少々重め。麻衣さんもパートをして家計を支える予定です。
順風満帆なマイホーム計画。幸せな家族そのものかと思いきや、想定外のトラブルに見舞われているといいます。それは大輝さんの母、聡子さん。戸建てを建てることを報告したところ、激怒されたというのです。
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