帰省をした際に、実家にいるのはどれほどでしょうか。1日、2日……長くいるのもお互い疲れるからと、意外と長居はしないもの。それが3週間ほどになったら、誰もが異変を感じるはず。
遅めの夏休みと一向に帰らない〈33歳ひとり息子〉だったが…年金2人で月28万円〈70代の両親〉が知る「驚愕の事実」。きっかけは日本年金機構から届いた「赤色の封筒」 (※写真はイメージです/PIXTA)

おかしい…3週間も実家に入り浸るひとり息子

今年も残り2ヵ月を切り、年末年始に帰省の予定を立てている人も多いのではないでしょうか。そこでちょうど1年ほど前、株式会社フォーイット/TAKIBIが全国の10代~50代までの男女を対象に行った『年末年始の過ごし方に関するアンケート』をみていくと、2023年末~2024年始の過ごし方として最も多かったのが「自宅で過ごす」が65.6%。「実家に帰省する」16.8%、「国内旅行」7.8%、「親戚の家に行く」5.2%、「海外旅行」3.2%と続きます。同居や近居と、そもそも帰省の必要のない人も結構いますが、前回の年末年始で帰省を予定していたのは6人に1人の割合です。

 

また株式会社AlbaLinkが実家から離れて暮らしている人を対象に行った『帰省の頻度に関する意識調査』によると、実家に帰る頻度として最も多かったのが「年2回」で18.6%。「年1回」18.2%、「2~3ヵ月ごと」「月1回」がともに15.8%、「月1回超」が13.8%と続きます。月1~2回といる3割強の人は、実家が遠距離の人で、帰省は夏休みか正月休みか、またはその両方か、という人でしょうか。

 

そんななか、「遅い夏休みといって、ひとり息子が帰省している」という吉田浩一さん(仮名・75歳)純子さん(仮名・74歳)夫婦。ひとり息子の翔太さん(33歳)は、大学進学とともに上京。最近は仕事で忙しいと、電話やラインでは連絡はあっても実家に帰ってくることはなく、帰省は実に3年ぶりだといいます。

 

「休みなく働いたから長期休みをもらえた」という翔太さん。ところが帰省から1週間経ち、2週間経ち、さすがに3週間経ったころになると、「絶対おかしい!」と胸騒ぎがしたという吉田さん夫婦。「何か隠していることがあるのでは」と問い詰めたところ、衝撃な告白が。

 

――実は俺、財産差押えられちゃって