朝起きて仕事に行き、夜、家に帰る……そんな同じ毎日を過ごしていると、ときにイヤになってしまうことは誰にでもあるもの。仕事に行きたくない、家に帰りたくない……そんなとき、どうするのが正解なのでしょうか?
もうツライ…「月収38万円・33歳サラリーマン」、自宅玄関前で足が震え踵返し。翌朝、妻が知ることになる「夫の異変」 (※写真はイメージです/PIXTA)

今日は仕事に行きたいくありません…理由No.1は「人間関係」

――今日は仕事に行きたいくない

 

誰もがそんな日はあるもの(毎日、という人もいるかもしれませんが)。株式会社ビズヒッツが働く男女を対象に行った『仕事に行きたくない理由に関する意識調査』によると、91.2%が「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答しています。

 

その理由を尋ねたところ、3番目に多いのが「仕事が忙しい」。「絶対に残業しなければいけないとわかっているとき(20代 女性)」「終わりの見えない作業があったり、納期に間に合うか不安な業務がたまっている(30代 女性)」など、忙しいことがわかっていると、足取りが重くなってしまうようです。

 

2位は同率。ひとつ目は「起きるのがつらい」。「朝起きるのが苦手(40代 女性」」など、特に朝が苦手な人にとっては毎日が格闘。何とか奮い立たせるしかありません。

 

同率2位のもうひとつは、「やりたくない仕事がある」。「嫌なクライアントに連絡を取らないといけない(40代 男性)」「プレッシャーを感じて行きたくなくなる(30代 女性)」など、ネガティブな感情があると、どうしても仕事には行きたくなくなるものです。

 

そして1位は「人間関係に悩みがある」。「パワハラの上司がいる(30代 男性)」「口うるさい上司がいる(20代 女性)」「先輩が理不尽(20代 男性)」など、苦手な人が会社にいると、それだけで朝から気分はダウン。しかも厚生労働省の調査によると退職理由のトップも「人間関係」。優秀な人が辞めてしまう兆候なので、上司や先輩は気を付けないといけません。

 

一方で、「家に帰りたくない」とある日、ビジネスホテルに泊まったという吉田拓也さん(仮名・33歳)。仕事が終わり帰宅。玄関前に立ったところ、なかなかドアを開ける気が起きず。そうこうしているうちに足が震えだし、気づけば家と反対方向に歩いていたといいます。

 

そんな夫の状況を知らない、妻の美咲さん(仮名・29歳)。仕事が忙しいとき、泊まり込みになることもあったので、夫が帰ってこないことに対し気に留めることもなく、その日は寝てしまったとか。

 

夫の異変に気づいたのは、翌朝。ラインのメッセージ。

 

――しばらくひとりにして